2020.04.30 どのくらいオトク? 私鉄の株主優待乗車証の使い道(関東編)

私鉄の株を一定以上持っていると特典として手に入る、株主優待乗車証。最近は金券ショップの定番として、見かけることも多くなりました。特に気になるのは、お値打ち感。「どこを走っていて、どのくらいお得なのか」気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、関東の代表的な私鉄を中心に、使える路線とお得になる用途をご紹介します!
株主優待乗車証とは

株券を持ってる人なら一度は聞いたことのある、株主優待。メーカーなら自社商品の詰め合わせ、外食なら自社の食事券などが中心ですが、私鉄の株主優待は乗車証(切符)が中心です。最大の特徴は、移動距離に制限がないこと。優待乗車証一枚で、始発から終点まで乗ることができます。よって利用する際は、できるだけ長距離を移動するのがポイントです。
今回掲載するのは、以下の私鉄です。それぞれの特徴と併せてご紹介します。
・東武鉄道
・西武鉄道
・京王電鉄
・富士急行
・小田急電鉄
・東急電鉄
・相模鉄道
・京浜急行電鉄
・京成電鉄
・新京成電鉄
関東最大の路線長を持つ「東武鉄道」
東武鉄道は、浅草・池袋を拠点に日光、鬼怒川、宇都宮、伊勢崎、川越などへの列車を運行する、関東最大の私鉄です。主要路線の始発は浅草ですが、北千住からも乗車できるため、そちらを使った方が便利なことが多いです。
東武鉄道優待乗車証の一般的な相場
1枚700〜800円程度
主要区間の運賃一覧表(2020年4月現在)
運賃 | 備考 | |
---|---|---|
東武日光線(浅草–東武日光) | 1,383円 | |
東武鬼怒川線(浅草–新藤原) | 1,571円 | |
東武宇都宮線(浅草–東武宇都宮) | 1,571円 | |
東武伊勢崎線(浅草–伊勢崎) | 1,215円 | 伊勢崎から前橋までは242円。 途中の川俣駅からは「ぐんまワンデー世界遺産パス」が利用可能。 |
東武東上線(池袋–寄居) | 902円 | 池袋–川越間は471円。 寄居駅からはググッとぐんMassのフリーパスが利用可能。 |
お得な使い方
東武鉄道は、日光・鬼怒川・宇都宮いずれの駅も浅草からの距離が100kmを超えるため、それらの目的地では十分に元を取ることができます。日光や宇都宮は中心地に近いところに停まるのもいいですね。
ただし東武宇都宮線はJRと比べて時間がかかり、JRと東武の乗り換えも25分程度を要するため、那須高原へのアクセスとしては微妙な面があります。さらに白河以北となると、新幹線や「あだたら号」などの高速バスの方が適しているでしょう。あくまでも宇都宮へのアクセスとして有用な路線とも言えます。
また東武東上線の方は、終点の寄居まで行かないとオトクにならないことが多いです。ただし寄居以北は群馬のフリーパス「ググッとぐんMass」が使え、同様に東武伊勢崎線の方も「ぐんまワンデー世界遺産パス」が使えるため、フリーエリアまでのアクセスとしては、それなりに有用です。購入の際は、予め運賃を調べて、損がないようにしたいですね。
結論
日光、鬼怒川、宇都宮へのアクセスがお得。群馬県のフリー切符との併用で草津温泉、軽井沢なども範囲内に。
池袋から秩父へワンコイン。西東京にも路線を持つ「西武鉄道」
西武鉄道は、新宿・池袋から西北方面に路線をもつ、多方面で事業を手掛ける私鉄です。池袋から秩父までほぼ直線の路線を持つほか、新宿から拝島までの間にそれなりの路線網があります。また、川越にも乗り入れていますが東武と比べて時間がかかるため、やや地味な印象があります。東武と比べて、短距離移動に重点を置いている私鉄と言えるでしょう。
西武鉄道優待乗車証の一般的な相場
1枚450〜500円程度
主要区間の運賃一覧表(2020年4月現在)
運賃 | 備考 | |
---|---|---|
西武池袋線(池袋–西武秩父) | 786円 | |
西武新宿線(西武新宿–本川越) | 503円 | |
西武拝島線(西武新宿–拝島) | 440円 |
お得な使い方
西武鉄道は、池袋から秩父までのアクセスをほぼ独占しているため、羊山公園、秩父夜祭などへのアクセス手段としてはまず間違いなく第1候補となります。値段も500円以下のため、秩父に行く場合は事前に買っておきたいですね。
ただし本川越や拝島への移動手段としてはさほど安くはなく、普通に乗車券を買った方が融通が効きやすいでしょう。ちなみに拝島は奥多摩・武蔵五日市への中継地点でもあるため、JR中央線経由よりもお得な一面があります。優待乗車証を余らせてしまった時は、検討してみても良いかもしれません。
結論
秩父に行くなら必須。他の用途だと使い勝手は今一つ。羊山公園、長瀞、秩父夜祭へのアクセスにおすすめ。
中央線との乗り換えが便利。土休券の利用も検討したい「京王電鉄」
京王電鉄は、新宿・渋谷を拠点に八王子、高尾、吉祥寺、多摩方面への列車を運行する、通勤・観光ともに需要の多い私鉄です。
京王電鉄優待乗車証の一般的な相場
1枚300〜350円程度
主要区間の運賃一覧表(2020年4月現在)
運賃 | 備考 | |
---|---|---|
京王八王子線(新宿–京王八王子) | 367円 | JR八王子駅へは徒歩8分程度 |
京王高尾線(新宿–高尾) | 367円 | JR中央本線に乗り換え可能 |
京王相模原線(新宿–橋本) | 387円 | JR相模線に乗り換え可能 |
京王井の頭線(渋谷–吉祥寺) | 199円(新宿発も同額) | JRは新宿発、渋谷発ともに220円。 JR中央線に乗り換え可能。 |
お得な使い方
京王電鉄は、関東の私鉄の中でもトップレベルの安さと、乗り換えの便利さを併せ持っています。速度面でもJRと遜色なしといいことずくめですが、その分株主優待券の旨味は少なく、土休券のバラ売り(新宿–高尾で280円程度)を利用した方がお得なことも多いです。ただし、優待乗車証は八王子・高尾・橋本のいずれにも使えるというメリットがあります。
乗り換えとしては、第一にJR中央本線が挙げられます。八王子駅・高尾駅のどちらも使えますが、運賃や乗り換え時間の面で高尾駅の方がお勧めです。特に富士五湖、甲府へのアクセスは抜群で、乗り換え次第では河口湖まで1,500円以下で行くことができます。
※過去の記事でも取り上げていますので、よろしければご覧ください。
一方、相模線への乗り換えは小田急の方が勝るため、こちらの使い勝手は今一つです。ただし橋本駅はリニア中央新幹線の建設予定地のため、2027年には状況が一変している可能性もあります。相模原線は後から建設されたこともあり、未来のある路線と言えるでしょう。
結論
土休券の方が安いことも多く、わざわざ買うかどうかは微妙。ただし京王線自体の利用価値は超A級。河口湖、甲府、相模湖あたりがおすすめ。
5枚集めれば富士急ハイランドの1日券に。用途の広さが魅力の「富士急行」
富士急行は、富士五湖を中心に幅広い事業を手掛ける、インバウンド需要の恩恵を多く受けている私鉄です。鉄道としては大月ー河口湖のみですが多数のバス路線を持ち、河口湖から甲府、御殿場、新富士などに移動することが可能です。
富士急行優待乗車証の一般的な相場
1枚600〜800円程度
主要区間の運賃一覧表(2020年4月現在)
運賃 | 備考 | |
---|---|---|
富士急行線(大月–河口湖) | 1,161円 | 上野原–河口湖間の高速バスが850円 |
路線バス(甲府–石和温泉-河口湖) | 1,600円 | |
路線バス(御殿場–山中湖-河口湖) | 1,540円 | 予約制の特急バスは乗車不可 |
路線バス(新富士–富士山) | 2,560円 | 新富士ー河口湖間の運賃は2,470円 |
お得な使い方
総じて観光地価格、と言われることが多い富士急行。しかし、株主優待乗車券の汎用性は高く、電車・路線バス・遊園地(!)に使うことができる、用途の広さが魅力です。
特に路線バスは長距離かつ高額なものが多く(各種フリー切符だと対象外だったりするのがイヤですね)、富士五湖に行く際は持っておいて損はありません。また、5枚集めると富士急ハイランドをはじめとする遊園地の1日券と引き換えることもできます。鉄道だけにとどまらない、富士急行の株主優待券。京王線・小田急線との合わせ技も有効です。
結論
普通に使うにはあまりにも高い、鉄道と路線バス。富士五湖に行く際はぜひ活用を。
使い勝手は最強クラス。東海道・富士山・伊豆・江ノ島と活躍の場を選ばない「小田急電鉄」
小田急電鉄は箱根への観光路線が有名ですが、地理的特性から熱海、御殿場、沼津方面への利用が可能な、人気の観光地への最安手段を有する私鉄です。箱根登山鉄道は利用できませんが、それでも十分な汎用性を備えています。
小田急電鉄優待乗車証の一般的な相場
1枚550〜600円程度
主要区間の運賃一覧表(2020年4月現在)
運賃 | 備考 | |
---|---|---|
小田急小田原線(新宿–小田原) | 891円 | 途中の新松田駅でJR御殿場線に乗り換え可能。終点の小田原駅でJR東海道本線に乗り換え可能。 |
小田急江ノ島線(新宿-片瀬江ノ島) | 639円 | 途中の藤沢駅でJR東海道本線に乗り換え可能 |
小田急多摩線(新宿-唐木田) | 377円 | 京王相模原線と競合するため、そちらを土休券で利用する方がお得 |
お得な使い方
小田急小田原線の真価は、JRに乗り継ぐことで発揮されます。+510円で御殿場、+418円で熱海、そして沼津へは+770円で行くことができ、富士山から伊豆まで幅広く対応することが可能です。松田駅ではJR東海の休日乗り放題パスが購入できる点も見逃せません。
一方で江ノ島線の方は運賃が安いためか、株主優待乗車券のメリットがさほどありません。この区間は途中下車まで可能な「江ノ島・鎌倉フリーパス」という素晴らしい切符があるので、こちらを利用した方がおすすめです。
東海道線という高需要区間を安く代用できる、小田急の切符。使えば使うほど工夫の余地が生まれる路線です。御殿場線・富士急行バスとセットで、山中湖に向かうという離れ業もあったりします。
結論
東海道線の近距離ー中距離移動なら、まず検討しておきたい路線。御殿場プレミアムアウトレット、山中湖、熱海、伊豆半島へのアクセスがおすすめ
渋谷・横浜の近距離移動が便利。でも土休券も便利な「東急電鉄」
東急電鉄は、渋谷から南西方面に路線網を持つ、通勤・生活需要に優れた私鉄です。駅を中心とした街づくりにも定評があります。
東急電鉄優待乗車証の一般的な相場
1枚220〜240円程度
主要区間の運賃一覧表(2020年4月現在)
運賃 | 備考 | |
---|---|---|
東急東横線(渋谷–横浜) | 272円 | 土休券の金券ショップでの相場は220円程度。 直通するみなとみらい線には使用不可 |
東急田園都市線(渋谷–中央林間) | 335円 | 長津田で東急こどもの国線に、中央林間で小田急江ノ島線に乗り換え可 |
お得な使い方
東急電鉄は運賃の上がり方に特徴があり、たいていの区間は200円〜280円程度になります。また、土休券は「金額式回数券」と呼ばれる方式で、同じ金額ならどの区間にも使用できるという特徴があります。よって、東横線なら優待乗車証よりも土休券のバラ売りの方が安くなることも多く、あえて買うほどでもない、というのが正直なところです。
しかし、田園都市線に関しては概ね優待乗車証の方が安くなります。沿線にもこどもの国、南町田グランベリーパークといったスポットもあるため、田園都市線を使うなら買っておいても損はありません。機会は少ないものの、中央林間から江ノ島方面に乗り継げるのもポイントです。
結論
渋谷–横浜間ならまずは土休券の検討を。使うなら田園都市線がおすすめ。南町田グランベリーパークへのアクセスにも。
神奈川を横断する生活路線。東京なら安く手に入ることも多い「相模鉄道」
最近埼京線への直通が開始された相模鉄道は、東京だとやや馴染みが薄いかもしれません。本来は横浜ー海老名間を横断する、生活需要に特化した私鉄です。
相模鉄道優待乗車証の一般的な相場
1枚200〜240円程度
主要区間の運賃一覧表(2020年4月現在)
運賃 | 備考 | |
---|---|---|
相鉄本線(横浜–海老名) | 314円 | 海老名から小田急小田原線、JR相模線に乗り換え可 |
相鉄いずみ野線(横浜–湘南台) | 353円 | 湘南台で横浜市営地下鉄、小田急江ノ島線に乗り換え可。片瀬江ノ島まで220円。 |
お得な使い方
相模鉄道は路線が神奈川県内で完結するため、東京にお住まいの方は馴染みが薄いかもしれません。沿線も観光地というよりは生活感のある駅が目立ち、地域に根ざした路線ということができます。
しかし、他の私鉄より安く買えることも多く、200円以下で入手できることも珍しくありません。相鉄いずみの線は運賃が割高のため、利用する予定があるなら1往復分くらい用意しておくのも一つの手です。江ノ島に+220円で行ける、湘南に近い路線という側面もあります。
また、横浜周辺でも天王町などの駅は、下町情緒にあふれた町並みになっています。海老名周辺から、横浜駅周辺を散策してみるのも良いかもしれません。
最近は都心でも見かけるようになった、相鉄の車両。そのポテンシャルが真価を発揮するのは東急と直通してから、と言えそうです。
結論
今のところは、ハマっ子のための鉄道。海老名のビナウォーク、天王町の洪福寺松原商店街などが有名。2022年度の新横浜開業・東急線直通で化けるかも。
横須賀より南に行くなら。他のお得な切符とも比較したい「京浜急行電鉄」
羽田空港への直通列車で知られる京浜急行電鉄は、泉岳寺・品川から横浜・三浦半島方面に路線を持っている私鉄です。
京浜急行優待乗車証の一般的な相場
1枚500〜600円程度
主要区間の運賃一覧表(2020年4月現在)
運賃 | 備考 | |
---|---|---|
京急本線(泉岳寺–横浜) | 314円 | 品川-横浜間は303円 |
京急本線(泉岳寺-浦賀) | 796円 | 品川-横須賀中央は650円 |
京急久里浜線(泉岳寺–三崎口) | 943円 | 品川–京急久里浜は796円 |
京急空港線(泉岳寺–羽田空港第1・第2ターミナル) | 333円 | 品川からは292円 |
お得な使い方
京浜急行は横浜、羽田空港といった需要の多い区間を走っていますが、優待乗車証で元が取れるのは横須賀以南になります。羽田空港は土休券の方が使い勝手が良いでしょう。
また、三浦半島は「みさきまぐろきっぷ」「三浦半島1DAY・2DAYきっぷ」といった便利な切符がありますので、優待乗車証の活躍の場は、意外と多くないのが現状です。
ただし、お得な切符はほとんどが品川発のため、都営から京急を利用する方は、用意しておくのも一つの手です。泉岳寺発は運賃が割高になることも多いため、もし都営線経由の単純往復などであれば、検討してみてはいかがでしょうか。また、京急久里浜から東京湾フェリーを使うのも、なかなか有用です。対岸の浜金谷には、鋸山という有名な観光地があります。
結論
横浜、羽田空港では元は取れない。横須賀中央、京急久里浜(東京湾フェリー)、三浦海岸(河津桜)などがお勧め。バスを併用する場合はおトクなきっぷの方が安くなることも。
成田空港への最速アクセス。京成スカイライナーにも使える「京成電鉄」
最近のLCC人気を反映してか、需要が急上昇中の京成電鉄。上野から千葉・成田方面に向かう私鉄です。
京成電鉄優待乗車証の一般的な相場
1枚800〜900円程度
主要区間の運賃一覧表(2020年4月現在)
運賃 | 備考 | |
---|---|---|
京成本線(京成上野-空港第2ビル) | 1,042円 | |
成田スカイアクセス線(京成上野–空港第2ビル) | 1,257円 | 北総線経由。スカイライナーを利用した場合は+1,250円 |
京成千葉線(京成上野–ちはら台) | 975円 | 千葉中央までは608円 |
お得な使い方
京成電鉄の優待乗車証は、別に特急券を買えば在来線最速の特急「京成スカイライナー」に乗ることができます。その為か相場は900円ほどと高めで、基本的に成田以外では元が取れない切符です。しかし、成田スカイアクセス線に追加料金なしで載ることができますので、LCCへのアクセス手段としては人気があります。
よって千葉あたりまでなら、都営ワンデーパスや東京メトロ24時間切符などを使って本八幡や西船橋まで行く方が、運賃面でお得です。京成の優待乗車証は、基本的に空港用、と考えて良いでしょう。
ちなみに京成は、1日510円で都内乗り放題の「下町日和きっぷ」を発売しています。柴又などの近距離利用なら、一度検討してみてはいかがでしょうか。
結論
成田スカイアクセス線に乗るなら買い。近距離利用なら都営や東京メトロで途中まで行く方が安上がりかも。
実は日本最安の一日券がある? 安いが扱いが難しい「新京成電鉄」
松戸ー津田沼間を弧を描くように走る、新京成電鉄。全線が千葉県内で完結する、地域に根ざした私鉄です。戦前は軍用路線だったのですが戦後に法人化され、今では生活特化の路線として親しまれています。優待乗車証を比較的安価で入手できることが多い路線です。
新京成電鉄優待乗車証の一般的な相場
1枚200~220円程度
主要区間の運賃一覧表(2020年4月現在)
運賃 | 備考 | |
---|---|---|
新京成線(松戸-京成津田沼) | 262円 |
お得な使い方
新京成電鉄の優待乗車証の相場は安く、たいていは200円くらいで手に入ります。しかし、見ての通り全線乗り通しても、運賃は262円。沿線に有名な駅があるわけでもないので、わざわざ買うのはちょっと考えものですね。
また、新京成には期間限定ながら1日あたり333円(任意の3日間で1000円)で乗り放題の切符があるため、沿線散策はそちらの方がお勧めです。予め用途を決めてから買うのがオススメ、と言えるでしょう。
それにしても、1日333円のフリーパスというのは、今まで聞いたことがありません。日本最安級といって良いでしょう。そのうちこのブログでもお目にかけるかもしれませんね。
結論
元々の運賃が安く住宅街中心のため、株主優待乗車証には不向き。沿線散策なら3日間1000円のフリーパスの時期がオススメ。
入手方法について
私鉄10社の株主優待乗車証、いかがだったでしょうか。最後に入手方法について簡単にご紹介します。基本的には、以下の2つになります。
方法1:金券ショップでのバラ売り。新宿と新橋がオススメ
一番手軽に入手できる方法です。金券ショップは山手線の駅に分散していますが、中でもオススメは2つ。新宿西口と新橋駅前にある「ニュー新橋ビル」です。どちらも多数の金券ショップが集まっているため価格が安めで、大抵の株主優待乗車券は手に入れることが できます。そのほかには御徒町、池袋、渋谷、東京駅八重洲口、などにもある程度の軒数があり、そちらのほうが安く手に入ることもあります。
方法2:株主優待で手に入れる
本来の入手方法です。各私鉄ごとに一定の株(たいていは数十万円分)を保有していると、年2回ほど手に入ります。入手へのハードルは高いですが、お気に入りの路線があれば、優待のためにそこに投資してみるのも動機としてはありかと思います。私鉄の優待は乗車証以外にも存在しますので、これを機に私鉄の株主優待について、調べてみてはいかがでしょうか。
今回は、金券ショップの定番である株主優待乗車証ご紹介しました。使い方次第で、大幅に旅費を安くすることができます。今回紹介できなかった名鉄、近鉄、阪急、西鉄といった関東以外の私鉄も利用価値が高いのですが、そちらはまた次の機会に。それではみなさま、良い私鉄ライフを。
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