2020.04.19 桜と富士山と五重塔。去年の写真で追体験する、新倉山浅間公園の春(2)
前回は、インバウンド人気急上昇の新倉山浅間公園を目指し、新宿から中央道下吉田に到着したところまでをご紹介しました。今回は、桜が満開の公園内の様子をお送りします!
※当記事は、2019年4月に撮影した写真を元に執筆しています。2020年の新倉山浅間公園は4月3日から閉鎖となっていますが、雰囲気をお楽しみいただければ幸いです。
振り返れば富士山。どこで撮っても絵になる新倉山浅間公園の桜
前回の続き、中央道下吉田から徒歩で新倉山浅間公園に向かいます。徒歩10分程度です。
公園入口に近づくにつれて人が増えてきました。電車・バスの他にマイカーで来る方も多く、駐車場も概ね埋まっています。
ここからは山の中腹を目指して階段を登ります。それなりの距離ですが、桜を撮ったりしているので疲労感はさほどありません。のんびり行くのが良さそうです。
最初の階段を登り切るとちょっとした広場に出ます。ここが第1の撮影スポット。有名になったためか、最近は屋台も出ている様子。
観光案内所も出張していますので、ここで情報収集することもできます。特に下吉田周辺は「吉田のうどん」で有名な店がいくつかありますので、見逃さないようにしたいところです。
人々の視線の先にそびえ立つ、霊峰富士。カメラを構える観衆の姿が、ご来光を仰ぎ見るような神秘性を引き立たせます。
観衆なしの一枚。富士山ほど日の丸構図が似合う被写体も、珍しいのではないでしょうか。
富士山を右上に寄せて桜を入れてみました。何枚か撮ったところで、再び階段を登ります。
中腹にある忠霊塔(例の五重塔です)まではそこそこ距離がありますが、疲れたら後ろを振り返りましょう。
そこには、それはそれは見事な富士山が。シャッターチャンスは無数にある、と言っても過言ではありません。
富士山は横に広い被写体ですが、工夫次第で縦も行けそうです。
そんなこんなで到着しました。忠霊塔です。塔の裏手あたりまでが、公園の敷地となります。まずは記念に一枚。
忠霊塔単体でもう一枚。写真内に桜を入れるのも簡単なので、趣深い写真が撮りたい方はぜひ。
眼下に見える富士吉田の街並みも桜に映えて、春がやって来ている感じが出ています。
時にはあきらめも肝心? 例の写真が撮れるスポットには数時間待ちの行列が
さて、忠霊塔を取り終わったので、そろそろ肝心の「例の写真」を撮りに行くことに。しかしここで大きな問題が。
実はこの公園、桜と富士山と忠霊塔を1カットで撮れる場所が一か所しかなく、その場所には既に長蛇の列が。午前の時点で数時間待ちという恐ろしいことに。少し悩みましたが……
結局、桜と忠霊塔のセットを撮って撤収することにしました。「桜と富士山と忠霊塔」にこだわらなければ撮影スポットはたくさんありますので、1枚に数時間を費やすのは、という方は妥協するのも手かと思います。逆にどうしても例の写真が撮りたい方は、早朝から訪れてみるのもアリかもしれません。
帰り道のようす。人も少なく快適です。
下り道の途中には、氏神である新倉富士浅間神社があります。最近ではそれなりの人気スポットです。ここに寄った後、公園を後にしました。
最後に、付近の吉田のうどんの店を一軒。新倉山浅間公園から徒歩圏内にある「つるや食堂」です。
吉田のうどんは非常にコシがあることで知られ、キャベツがトッピングとして出てくるご当地グルメです。讃岐うどんとは対極に位置する粗削りな仕上がりながら、食べた後の満足感は格別なものがあります。観光案内所で「吉田のうどんマップ」も配布されてますので、興味のあるかたはぜひ。
この後は河口湖に場所を移して桜を撮りましたが、そちらの紹介はまた次の機会に。お疲れさまでした~。
今回は去年の写真を使って、新倉山浅間公園の桜をご紹介しました。残念ながら今年は見られないままシーズンが終わりそうですが、来年は必ず復活すると信じて、この一年を乗り切りたいものです。もしご興味がありましたら、今のうちにブックマークに追加してみてはいかがでしょうか。