2019.08.06 青春18きっぷを超えた? 最強最安の「えちごツーデーパス」で行く予算1万円の新潟夏旅行(1)

突然ですが皆様、東京から新潟に向かう時の切符と言えば、何を思い浮かべるでしょうか? 早く行くなら新幹線一択ですが、費用を抑えるなら青春18きっぷ、北海道&東日本パスや週末パスといった選択肢もあります。しかし、それらを超える最強のフリー切符が、新潟にはありました。
今回は、新潟が誇る最強最安の切符「えちごツーデーパス」と18きっぷ・新幹線を組み合わせた、予算1万円の新潟花火旅行をご紹介します!
えちごツーデーパスとは

えちごツーデーパスは、主に新潟県内で使える、JR東日本のフリー切符です。金曜・土日祝日と夏休みやGWなどの時期に使うことができます(利用可能日はこちら)。特筆すべきは以下の3点です。
・フリーエリアの広さ(エリアの端から端まで約270km)
・2日間で2,690円という安さ(大人の休日倶楽部会員なら1,660円)
・特急料金のみで新幹線・特急に乗車可能
270kmという距離は東京-浜松間より長く、区間によっては片道で元が取れます。値段も1日あたり1,345円で、青春18きっぷ1日分の2,370円を大きく下回ります。曜日の制限はあるものの、通年で使えるのもいいですね。

さらに、特急料金を払えば新幹線と特急に乗れるというのも大きなポイントです。最近話題の「現美新幹線」や、在来線の本数が少ない羽越本線の「いなほ」にも使えます。この点は、18きっぷや北海道&東日本パスにはないメリットですね。
新潟までのアクセス
さて、えちごツーデーパスの良さをご紹介したところで、今度は新潟までのアクセス手段を考えてみます。東京から向かった場合、購入できるのは越後湯沢駅以北になりますので、そこまでの交通費は必要になります。以下、代表的な移動手段をまとめてみました。
東京山手線内から越後湯沢までの主な移動手段
手段 | 時間 | 料金 | 備考 |
---|---|---|---|
新幹線 (自由席) |
約1時間10分 | 5,940円 | 上野発の場合 |
新幹線 (お先にトクだ値) |
約1時間24分 | 4,060~4,320円 | 上野発の場合は「たにがわ」のみ。 大宮―浦佐間なら「とき」に乗車可。運賃は同額。 |
高速バス | 約2時間56分 | 2,600円~6,000円 | 新宿・池袋発の場合。休日はほとんど4,000円以上。 ※バス停から駅まで徒歩20分程度。 |
在来線 | 約3時間42分 | 3,350円 | 青春18きっぷなら1日2370円 |
新幹線を使う場合は「お先にトクだ値」を使うことで費用を抑えることができます。高速バスは休日は高値になる傾向があり、バス停から駅まで2kmほど歩くため、使い勝手は今ひとつです。在来線は本数が少なく、上り線(越後湯沢→東京方面)の終電が17:50のため、18きっぷを使うなら下り線がおススメです。
また、越後湯沢発の「たにがわ」は接続に難があるので、上り線なら浦佐-大宮間で切符を取るのも一つの手です。この場合、湯越後沢発の終電を22:24まで延ばすことができます。今回は行きは18きっぷ、帰りは新幹線を利用しました。早速、料金を計算してみましょう。
池袋発・新潟2泊3日の場合の交通費(繁忙期の場合)
内訳 | 料金 | 区間・備考 |
---|---|---|
青春18きっぷ1日分 | 2,370円 | 池袋-新潟県内。1日目の交通手段 |
えちごツーデーパス | 2,690円 | 新潟県内。2日目・3日目の交通手段 |
上越新幹線 (お先にトクだ値) |
4,320円 | 浦佐-大宮間。帰りの交通手段。 越後湯沢からの途中乗車も可 |
在来線 | 388円 | 大宮-池袋間。 埼京線・湘南新宿ラインなどが利用可 |
合計 | 9,768円 |
3日間乗り放題付き、新幹線ありで10,000円以下に収めることができました。現地での路線バスなどは含めていませんが、電車だけであれば予算1万円で新潟県の端まで行くことができます。
次回は、新潟県の夏祭り・花火大会の様子をお送りします。新潟三大花火の一つに数えられる柏崎の花火も取り上げます。ご期待ください!
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