2019.06.21 途中下車できるって知ってた? 「みさきまぐろきっぷ」を120%活用する寄り道・日帰り旅行術(1)
2009年に発売されてから、そのオトク度の高さから着実に人気を得ている、「みさきまぐろきっぷ」。今年で発売10周年を迎えます。切符自体は品川から終点の三崎口までの往復切符が付いたセット券なのですが、実は途中下車できるという事実を、ご存知でしょうか。今回は、三崎港周辺だけでなく「道中もまとめて楽しむ」というコンセプトで、120%活用する日帰り旅行をご紹介します。
「詰め込みすぎ!」というくらい内容を凝縮した、三浦半島の旅。果たしてどんな内容になるのでしょうか?
三浦半島へのアクセス
三浦半島は、東京湾の西側に位置する半島で、横浜の南に位置します。伊豆半島と比べて東京から近いため、手軽な日帰り旅行として人気があります。また、半島の東には横須賀市、西側には鎌倉市・逗子市などの風光明媚な街を擁する、観光地・保養地・ベッドタウンなど様々な顔を持った場所でもあります。
都心からの交通手段としては京浜急行とJR横須賀線がありますが、横須賀線は久里浜駅止まりのため、三崎港に行くなら京急一択となります。終点の三崎口駅から港までは路線バスがあり、本数も毎時4~8本程度と便利です。
「みさきまぐろきっぷ」とは
「みさきまぐろきっぷ」は京浜急行が販売しているセット券で、以下の3枚から構成されます。
1.出発駅ー三崎口駅までの往復+三崎港周辺のフリー切符(途中下車可)
2.32店舗で使える食事券「まぐろまんぷく券」
3.店舗・サービスなどの利用券「三浦・三崎おもひで券」
値段は品川駅から出発の場合、3,500円。切符としては一見高く見えますが、特筆すべきは切符についてくる2枚。どちらも非常に本格的な内容で、「こちらが本体なのか?」と思うこと請け合いです。
「みさきまぐろきっぷ」と通常料金の比較
どのくらいお得なのか、通常料金と比較してみました。品川から三崎港に行き、「くろば亭」で昼食。城ケ島・京急油壷マリンパークに立ち寄った場合です。
通常料金 | みさきまぐろきっぷ | |
---|---|---|
品川~三崎口までの往復運賃 | 1,852円 | 3,500円 |
京急バス(4回乗車)※ | 1,144円 | |
「くろば亭」のまぐろ漬けトロ天丼 | 1,500円 | |
油壷マリンパーク | 1,700円 | |
合計金額 | 6,196円 |
※三崎口駅ー城ケ島ー三崎港ー油壷マリンパークー三崎口駅の場合。運賃は目安です。
見ての通り、合計6,196円が3,500円になるという破格の切符です。食事券もサービス券も1,500円くらいの内容と引き換えられる上に非常にバリエーションがあり、リピートしても飽きにくいのもポイントです。
そして、この内容についてくるもう一つの特典「途中下車」。品川から向かった場合、横浜・横須賀といった駅で下車することができます。どちらも年中を通して豊富なイベントがあり、寄り道したくなる駅です。この特典、使わずにおくのはあまりにも勿体ないですね。
次回は実際に途中下車をしながら、「みさきまぐろきっぷ」による日帰り旅行の様子をご紹介します!
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