2019.05.30 曜日限定の激安便! 東京から片道1,500円で行く長野・松代日帰り旅(3)
期間・曜日限定で販売される、新宿ー長野間の1,500円高速バス。前回は実際に乗車して、新宿から松代駅に到着したところまでをご紹介しました。今回は、松代の主なスポットと長野市内の様子をまとめてお送りします!
前々回の記事:曜日限定の1,500円新宿ー長野便の詳細はこちら
松代に行ったら必ず訪れたい、厳選のスポット
松代城

松代城は武田氏によって築城され、江戸時代は松代藩の居城になったお城です。すぐ北に川中島古戦場があり、戦国時代には対上杉氏の最前線でもあったようです。



明治時代に廃城になりますが、現在は遺構が整備されています。随所に解説もありますので、歴史好きな方は川中島とセットで見ても良いかもしれませんね。
真田宝物館・真田邸

松代藩は江戸時代を通して真田氏によって統治されたため、真田宝物館では現在でも多くの文化財を所蔵しています。館内は撮影禁止ですが、貴重な文物はぜひ目に焼き付けて帰りたいところです。

また、幕末から真田氏が代々住んできた邸宅「真田邸」もすぐ近くにあり、一般公開されています。1864年建築ながら保存状態も良く、隣の文武学校と併せて江戸時代から残る真田氏ゆかりの建物となっています。

真田邸入口のようす。

また、近くには松代藩家臣の武家屋敷「旧樋口家住宅」もあります。こちらは入場無料です。

広さはそれなりですが洗練された印象はそれほどなく、豪農っぽい感じも漂う作りです。

夏場はこういう心遣いがうれしいですね。
松代藩文武学校

松代藩文武学校は佐久間象山先生の進言によって、1855年に開校した藩校です。1960年までは松代小学校の校舎としても使われていました。現在でも当時の構造がほぼそのまま残っているのは珍しいそうです。

文武学校らしく、敷地内には槍術所もあります。
象山記念館・象山神社

松代藩は、幕末の思想家・佐久間象山先生が仕えていた藩としても知られ、遺品などを展示する「象山記念館」があります。

また、近くには象山先生をまつる「象山神社」もある他、来客の応対に使用した「高義亭」もありますので、散策しながら象山先生ゆかりの地を探してみるのも一つの楽しみ方です。
松代大本営跡

松代中心部から少し離れたところにある、松代大本営跡。太平洋戦争末期に、本土決戦に備えて日本政府が移転するために建設された地下壕です。正式名称は松代象山地下壕といい、舞鶴山、皆神山にも地下壕が作られましたがここ象山のみ一般公開されています。

入り口には案内図と簡単な説明がありました。敗戦時に資料が破棄されてしまったため、不明な点も多いそうです。

入り口でヘルメットを借りてから入ります。

国の中枢機関が入る予定だったためか、中はかなり余裕のある作りです。団体のお客さんもちらほら見かけました。



坑内では削岩機やトロッコの跡が今も残っています。1944年11月の着工から終戦までの数か月間で建設されたため、超突貫工事であったことは想像に難くありません。

思いのほかしっかりした作りの地下壕内に身を置いていると、戦争末期の混乱と労務者の必死の働きぶりが目に浮かぶようでした。ちなみに天皇陛下がお遷りになる予定だった御座所はもう少し山奥の舞鶴山にあり、そちらは気象庁の地震観測所として今も使われています。

また、地下壕の近くには「もうひとつの歴史観・松代」という施設があります。関連資料を展示しているので、併せて訪れておきたいところです。
松代から長野市内へ

松代を一回りしたところで、再び松代駅へ。バスで長野市内に向かいます。

長野駅に着いたら、善光寺方面に向かいます。写真は新田町交差点のようす。

長野市は古くから善光寺の門前町として知られ、駅から善光寺までは参道らしく緩やかな上り坂が続きます。

街並みもオシャレで、つい散策したくなります。

いかにも観光地、という感じのスイーツも。「善光寺ぷりん」というお店です。

プリン味のソフトクリームを頂きました。なかなか美味い。

また、善光寺の入り口付近には、「藤屋御本陳」という年季の入った建物があります。創業は、何と1648年。今の建物は大正時代の建築で、2006年までは旅館として営業していました。現在はイタリアンレストランになっています。

ここのシェフズランチは、リーズナブルな値段でコース料理を味わえるため、超おススメです。まずは前菜から。それなりに手の込んだ4種盛り合わせです。

前菜の後は、本日のスープと……

本日のパスタが出ます。この後にメインディッシュがあるため量は控えめです。

メインディッシュは肉と魚が選べるようです。今日は肉料理にしました。ちなみに左に写っているフランスパンはおかわり自由です。オリーブオイルに浸けて食べます。


最後は食後のコーヒーとデザートで〆。前菜からデザートまで付いて、2,760円(消費税・サービス料込み)というお値段。空いていれば入れますが、人気店のため予約をお勧めします。藤屋御本陳のランチ、市内では間違いなく一押しのお店です。
藤屋御本陳|THE FUJIYA GOHONJIN の詳細はこちら
この後は善光寺に向かったのですが、松代に時間をかけたため、着くころには拝観時間ギリギリという事態に。16:00で終了する場所もありますので、松代とセットで行く場合は工夫が必要になりそうです。
おまけ:長野に地下鉄? 一昔前の雰囲気が残る長野電鉄の地下駅

善光寺を出て、長野市一の繁華街・権堂へやってきました。そこには何と地下鉄の駅が。「あれ? 長野に地下鉄なんてあったっけ?」という疑問が頭をよぎります。

もともと地上を走っていた鉄道を地下化したため、地下鉄ではなくトンネルという扱いだそうです。長野駅から善光寺下駅までの1.6kmが写真のような地下駅になっています。

改札といいホームといい、昭和の地下鉄を思い出させる作りです。

鉄道も昔感のあるステンレス車両。元営団地下鉄の車両らしいです。長野電鉄は他社の払い下げ車両を使用することも多く、意外な車両が走っていたりします。長野に行った際は、話のタネに一度乗っても面白そうですね。

盛りだくさんの長野日帰り旅行もいよいよ大詰め、長野駅に到着です。バスの出発時間まで少し時間があるので駅ビルに入ります。

訪れたのは駒ヶ根ソースかつ丼のお店「明治亭」さん。

カツもさることながら、惜しげなく盛られたキャベツもいいアクセントです。美味しそう!

食べ終わって一息ついたところで、そろそろ出発時間です。帰りのバス停は長野駅前の道の向かい側、アルピコ交通駅前案内所にあります。

帰りのバスに乗ったのは19:30。4時間弱乗って、23:08に新宿に到着しました。練馬には22:43に着いたので、池袋方面の方ならそちらの方が早そうです。お疲れ様でした~。
盛りだくさんの新宿ー長野片道1,500円日帰り旅、いかがだったでしょうか。時間の関係で松代と善光寺はセットにしづらいため、松代から須坂に抜けて小布施でスイーツを食べる、などのルートもアリかもしれません(松代ー須坂間のバスの時刻表はこちら)。ハイシーズン以外の月曜~木曜で一日空いた時は、試してみてはいかがでしょうか。
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