2019.05.29 曜日限定の激安便! 東京から片道1,500円で行く長野・松代日帰り旅(2)
前回は、東京から長野まで片道1,500円の高速バスについて、他の交通手段と比較しながらご紹介しました。今回は、新宿から実際に長野・松代までの日帰り旅行のようすをお送りします。行きも帰りも1,500円の激安便、果たしてどんな旅になるのでしょうか?
6:45新宿→10:08長野インター前 横川SAで一休み
今回の出発地、バスタ新宿にやってきました。長野などの関越道・上信越道を通る便の場合池袋発の方が一般的ですが、アルピコ交通は基本的に新宿発着です。
今回乗車したバス。京王との共同運行便のため、京王の車両でした。
3列シートのため、結構余裕がありました。すし詰めにされないのはいいですね。
シートは、写真のようなオーソドックスなタイプ。カーテンが付いていました。
6時45分になり、新宿を出発します。関越道は大泉JCTから乗るため、途中中野坂上駅・練馬駅に停車します。池袋が便利な方は西武池袋線で練馬駅から乗車するのも一つの手です。
練馬駅は、7時10分ごろに通過しました。場所は練馬区役所の目の前です。この辺から高速に入ります。
関越道を進み、藤岡JCTから上信越道に。8時45分頃に横川SAに到着しました。かつて碓氷峠を往来していた日本初のアプト式鉄道の起点・横川駅の近くにあるサービスエリアです。ここで休憩となります。
横川の名物と言えば、何と言っても「峠の釜めし」。当然、サービスエリアにもおぎのやの売り場があります。
休憩時間は15分ほどでしたが、美味しくいただきました。駅弁なので、余裕のない方はゆっくり車窓を見ながら食べるのもアリです。
横川SAを抜けると、いよいよ碓氷峠に入ります。軽井沢付近はご覧の通り一面の山。
小諸付近にて。長野までは、佐久、小諸、上田といった小都市が続きます。歴史のある町も多いので一度は訪れてみたいですね。
長野駅から南に8kmほどある長野ICで一般道へ。ここで下車しました。時刻は予定より4分早い10時08分。中央道経由と違い、関越道が混んでなければ早着することが多いと思います。
長野インター前には路線バスもあり、長野駅・松代駅に行くことができます。本数も1時間に2本あるので、松代まで歩くのがつらい方におススメです。
近くには松代への方向を示す案内も。早速歩いて向かいたいと思います。
10:08長野インター前→10:28松代駅 バスより早い? 松代までの徒歩移動
ここからは長野インターから松代駅までの道順をご紹介します。バスを降りたら長野方面の反対方向に、地図で見て南に移動します。少し歩くと先ほど通った高速がありますので、下をくぐります。
道が合っていれば、ダイワロイヤルホテル長野の手前に案内があります。それに従って右に進みます。
「上高相」という交差点を左折します。目の前に見えるスーパー「TSURUYA」は長野県のご当地スーパーで、PBが高い評価を受けていることでも知られています。有名な「りんごバター」などはお土産に買って帰ると喜ばれそうです。
そのまま直進しても着きますが、徒歩なら脇道に入る方が早いです。
狭くなっている所を抜けて、右に進みます。草が生えている所は長野電鉄屋代線の線路跡です。
小さな交差点に出るので、右に曲がります。
砂利が敷かれた広い駐車場が見えれば到着です。ここが廃線となった屋代線の松代駅になります。目の前には駅舎が見えますね。
長野インターから松代駅までの所要時間は約20分でした。待ち時間も考えると、30分に1本のバスより早いかもしれません。旧駅舎では、かつての屋代線に関する展示がありました。
屋代線は、信越本線(現しなの鉄道)の屋代駅と長野電鉄の須坂駅を結ぶ、1922年に開業した鉄道です。長野駅付近を通っていなかったためか売上が落ち込み、2012年に廃線となりました。現在も沿線付近では線路跡などの遺構を見ることができます。駅舎内では、屋代線開業当時の資料や、廃線になった日の新聞記事も展示されていました。地元の方の線路愛が伝わってきますね。
次回は松代の主なスポットと、長野市内の様子をご紹介します!