2021.02.04 おいしいホットペッパー生活(9)-代々木上原の「大勝軒」でつけ麺の DNAを体感してみた-
豊島区東池袋にある、ラーメン好きなら誰もが知るつけ麺のお店「大勝軒」。実は創業の地は中野で、そこから代々木上原に本店を移し、東池袋の暖簾分けを経て都内各地に広がったという経緯があります。
そのルーツの一つとも言える代々木上原店、実はホットペッパーでの予約に対応しているのをご存知でしょうか。ポイントが使えて、大勝軒のつけ麺が食べられるとあっては、行かない理由がありません。
今回は、つけ麺のDNAの源流を味わえる、代々木上原の大勝軒をご紹介します!
※当記事は、「ホットペッパーグルメ」で予約可能かつポイントが使えるお店を紹介しています。予約サイトによって予約可能なお店は異なりますので、ご利用の際はご注意ください。
代々木上原から徒歩3分。洋食屋のような佇まいの「代々木上原 大勝軒」
今回の最寄り駅、代々木上原駅へ。東京メトロ千代田線と小田急が交差するターミナル駅です。地上駅なのもあって、雰囲気は小田急寄りですね。
駅周辺はスペースが狭く、東口の目の前は道路がひとつ。お店までは登り坂です。
坂を登ること3分、代々木上原の「大勝軒」に到着しました。オープンは1955年の老舗です。東池袋のイメージが強いだけに、まるで洋食店のような外見にちょっと驚きます。
入り口にはちゃんとホットペッパーで予約できる旨が。大勝軒のつけ麺がポイントで食べられるのはいいですね。
入り口にはメニューのサンプルが。てんこ盛り、という言葉がぴったりな1枚。ラーメン界で有名になる前のお店ですが、大勝軒らしさの片鱗が既に感じられます。
店内も飾り気が少なく、シンプルな作り。パスタとか出てきても驚きません。
注文は、単品とセットが選べますが、今回は中華丼とつけ麺のセットに。税込924円。大勝軒はお店によってメニューにかなりの幅がありますが、代々木上原店はつけ麺以外も充実した町中華的なラインナップです。
つけ麺は量を調節できる他、後からおかわりを頼むこともできます。お値段は割と良心的です。食べられるだけ頼めるというのがいいですね。セットは量が多いので、大盛りを頼む自信がなければおかわりの方がオススメです。
待つこと数分、中華丼セットがやってきました。セットにありがちな片方ミニサイズ、というお約束は、大勝軒には当てはまりません。普通盛りでも、ご覧の通りです。
まずは麺から。大勝軒のアイデンティティとも言える四角い太麺は、こちらのお店でも健在です。その食べ応えから熱烈なファンが多数いる、ラーメン界の定番と言える一品。
スープはやや濃い目ですが、食べ終わった後は中華丼の付け合わせとして使えます。だしも効いてはいますが最近の超濃厚だしみたいな感じではなく、普通の醤油ベースとなっています。お店によってスープの味が違うのも大勝軒の魅力の一つです。
そして中華丼。程よくシャキシャキ感が残っていながら火が通っている野菜。なんとなくヘルシーな感じがして中華丼を選ぶという方もいらっしゃるのでは。スープが濃いめなためか、中華丼の方は比較的薄味です。
かなりのボリュームでしたが無事完食。つけ麺はおかわりもできますが、満足したのでこれにてお愛想。ごちそうさまでした〜。
最後に少しだけ周辺の紹介をしておきましょう。東口から坂を上り切ると井の頭通りに出ます。写真は古賀政男音楽博物館。隣がJASRACなのがちょっと複雑な気分ですが、東京ぐるっとパスを使えば無料で入場できます。その他、日本のムスリムの拠点となっている東京ジャーミイなどが近場です。
逆に坂の下の方は商店街になっています。一見普通に見えますが……
ミシュランで星を獲得したラーメン屋「蔦」など、隠れた名店があることでも知られています。こちらの紹介はまた別の機会に。
帰りは小田急を横目に見つつ千代田線で都心へ。お疲れ様でした〜。
つけ麺のルーツのひとつ「代々木上原 大勝軒」いかがだったでしょうか。大勝軒は、その歴史を語るだけで本が1冊書けるくらいの逸話がありますが、味に対するこだわりは時代と場所を問わず一貫しています。創業65年、つけ麺の歴史を感じる味に、ホットペッパーで手軽にアプローチしてみてはいかがでしょうか。