2021.01.03 おいしいホットペッパー生活(1)-汐留の食べ放題イタリアン「ラ・マレーア」-
昨年の10月1日から始まり、11月中旬に予定より早く終了した、Go To Eatのポイント事業。期間中にたくさん貯めたものの、意外と使えるお店が少なくてポイントを余らせている方も、いらっしゃるのはないでしょうか。
そこで、今回から数回に渡って「ポイントが使えて」「値段が安く」「それなりに美味い」お店を紹介していきます。まず第1弾は汐留の食べ放題イタリアン「ラ・マレーア」。付近の街並みも雰囲気が出ていてオススメな、ちょっとした集まりにも使える1軒です。
※当記事は、「ホットペッパーグルメ」で予約可能かつポイントが使えるお店を紹介しています。予約サイトによって予約可能なお店は異なりますので、ご利用の際はご注意ください。
Go To Eatとは
Go To Eatには、大きく分けて2つの事業があります。ひとつは25%増しで飲食店用の食事券が買える「プレミアム食事券」。もうひとつはグルメ予約サイトでの「ポイント還元」になります。今回紹介する「ホットペッパーグルメ」の他にも「食べログ」「ぐるなび」「EPARK」などの業者がポイント事業に参入しています。
驚くべきはその割り引き率の高さで、ランチ(〜14:59)なら500円以上の利用で500ポイント、ディナー(15:00〜)なら1000円以上の利用で1000ポイントが加算されます。実質2回目の飲食が無料になると言ってもよく、頑張って貯めた方も多いのではないかと思います。現在はポイント付与は終了していますが、ポイント自体は2021年3月末まで使うことができます。それでは、早速訪れてみましょう。
場所は新橋と浜松町の中間くらい。ホテル併設型のイタリアン
今回訪れる「ラ・マレーア」はホテルに併設されたレストランになります。まずは浜松町駅から新橋方面に数分歩き、「三井ガーデンホテル汐留イタリア街」へ。
イタリア街の一角を成しているホテルのためか、色使いが柔らかいですね。
お店の入り口。といっても閉鎖されており、ホテルのエントランス経由からの入場になります。
ホテルの1階にあり、朝食や夕食の場としても使われます。ホテルを予約していなくても利用できるのがミソ。現在はランチのみですが、本来はランチ・ディナー共に営業しています。
ちなみにこちらのお店、二ラックスという会社が運営しています。つまり、すかいらーく系列。よって、株主優待券なども使えるのですが、ホテル併設のためかアプリクーポンは使用できないことが多いです。ジェフグルメカードは使えるので、ご利用の際は予め用意しておくとおトクです。
値段は平日・休日共通で税込1500円。税抜きなら1363円なわけで、都心の食べ放題としては安い部類に入るのではないでしょうか。前述の通りジェフグルメが使えるので、ポイントを使う場合は1400円をポイントで払い、最後の100円をジェフグルメカードで払うのがオススメです。
席数は少なめながら、写真のような明るい窓側の席が多いのもポイントです。窓は下の方が曇らせてあるので、通行人と目が合わない配慮もなされています。ここからは料理を紹介します。
品数は少ないながら質は高め。日によって変わるメニューも
元々はビュッフェスタイルだった「ラ・マレーア」ですが、最近の新型コロナウィルスの影響により、カフェテリアスタイルに変更となっています。料理はガラス越しになっていて、お店の方に料理名を伝えて、取り分けてもらう型式です。といっても食べ放題に変更はありません。
早速頼んでみました。カフェテリアスタイルでもカレーやスープ、飲み物は従来のセルフサービスです。
まずはカレーから。食べ放題にありがちな具の少なさなどはなく、満足度高めの一品。今日はポークカレーですが、日によってバターチキンカレーだったりグリーンカレーになったりなど、バリエーションがあるようです。
こちらはジャガイモで作られたパスタ「ニョッキ」。これが出てくるとイタリアンって感じがしますね。食感もロングパスタとは結構違い、プリプリした感じはあまりなく「ジャガイモ」って感じの味です。ソースはブルーチーズ入りで、ニョッキとよく合います。
スープは日替わりのものが1種類あります。今日はミネストローネ。具沢山で野菜がたくさん取れそうです。
そして、今回記憶に残ったメニューのひとつ「茄子のグリル」。茄子にありがちな水気の多い感じが一切なく、さっぱりとした味に。独特な食感は、ぜひお店て体験していただきたいですね。
その他のおかずも、バラエティに富んでいます。これでもビュッフェ型式の時よりはラインナップが減っているのですが、どれも粒揃いの味です。豊洲にある同じ系列の「GRAND BUFFET」と比べてもクオリティは高いでしょう。値段もそちらと比べて安いです。
キレイに盛り付けられた料理を見るのは、気分がいいですね。お皿が白で統一されているのもポイント高めです。
肉料理も紹介しておきましょう。「鳥ももと野菜のソテー グリーンカレー風味」です。先程のカレーといい、イタリアンながら料理の国籍は広めです。ホテルの食堂という側面もあるため、あまり偏らず「イタリアン寄り」くらいの立ち位置にしているのでしょう。鶏肉に野菜も入ってなかなかヘルシーな感じです。
ニョッキの他に、ロングパスタもあります。この日はボロネーゼ。日替わりながら1種類しかないのはちょっと残念。ただし質は高いです。
飲み物は、先程写真にあったコーヒーやオレンジジュースの他に、数種類のティーバックを選ぶことができます。ダージリンティー、ジャスミンティーといった定番の他に、マンゴーティーのような色物も。もちろんマンゴーティーをチョイス。
ティーバックにお湯を注ぐと、マンゴーの香りがあたり一面に広がります。これはすごい! ただし味はそれほどマンゴーしていません。香りを楽しむためのお茶という感じでしょうか。お店に訪れた際は、ぜひお試しいただきたい一品です。
その他、フレンチフライやピザ、グリーンサラダといった定番もあります。イタリアンですが、ピザはあまり特筆する点がなく、他のお店でも食べられそうな味。ラインナップも1種類で、あまり力をいれていないのかもしれません。余裕があったら頼むくらいで良さそうです。
最後はデザート、今日はフルーツとプリンでした。プリンはちゃんと瓶に入っていて、味もなかなか。ステーキガストとかにある自分でよそるタイプと比べると、ワンランク上の雰囲気です。
一通りのメニューを頼む頃には満腹に。あくまで主観ですが、他のすかいらーく系と比べると、1〜2ランク上の料理を出している印象でした。ごちそうさまでした〜。
付近はイタリア街。外車も停まるおしゃれな街角を散策
さてここからは、周辺の様子を少しだけご紹介します。「ラ・マレーア」がある一角は、「イタリア街」という名前で整備がされており、ドラマのロケ地などでも使われています。街角の写真を何枚かご紹介します。
イタリア街のビル街のようす。彩度低めな暖かい色彩の建物が、東京の無機質なビルとの違いを際立たせます。
イタリア街で一際異彩を放つ建物、「ウインズ汐留」。ワンカップ片手に夕刊紙持っているおっちゃんのイメージからかけ離れた神殿風の建物に、JRAの文字が輝きます。初めて見たときは「なんの冗談だよ」と思ってしまいましたが、この外観ならかつて競馬が貴族の娯楽だった、というのも納得できそうです。
広場から撮った1枚。この建物の向こうには共同通信のビルがありますが、見せなければ「ここはイタリアです」と言っても通りそうな雰囲気です。
イルミネーションなどのイベントも多く、カップルと思しき方もちらほら。結構人気のスポットのようです。
雰囲気に合わせてか、外車で訪れる方も。MINIなどのBMW車を多く見かけました。クラシックカーのイベントも開催されています。
石畳に屋外席という、イタリア感炸裂の1枚。
食べ放題もいいですが、こういう雰囲気出ているお店も捨てがたいですね。
この辺でイタリア街に別れを告げて、次の目的地へ。お疲れ様でした〜。
今回は、ホットペッパーのポイントが使える食べ放題のイタリアン「ラ・マレーア」をご紹介しました。料理と街角がマッチしていて、安くてうまいというお店は、珍しいのではないかと思います。付近の散策もセットにすると、より楽しめるかもしれません。Go To Eatのポイントがある方もない方も、一度訪れてみてはいかがでしょうか。