2019.01.29 ひと足早い伊豆の春。都心から見に行く日帰り河津桜(1)

今やすっかり有名になった、伊豆の河津桜。2月から咲き始める早咲きの桜です。桜自体は西伊豆の土肥桜の方が早いのですが、川沿いを数キロに渡って埋め尽くす桜並木に、心を躍らせる方も多いのではないでしょうか。今回は、都心から河津桜を見に行くときの交通手段と、現地の様子をご紹介します!
意外と高い? 河津駅までの運賃
2019年は2月10日(日)から始まる、河津桜まつり。伊豆急行線の河津駅が最寄りとなりますが、実はこの伊豆急行、運賃が高い鉄道としても知られています。以下、他の鉄道と比較してみました。
鉄道会社 | 路線・距離 | 運賃 |
---|---|---|
伊豆急行 | 伊東-河津(35.3km) | 1,368円 |
JR東日本 | 早川-伊東(35.5km) | 669円 |
小田急電鉄 | 新宿-小田急相模原(34.7km) | 411円 |
京王電鉄 | 新宿-北野(36.1km) | 340円 |
東京メトロ | 地下鉄赤塚-西船橋(35.6km) | 308円 |
※運賃は2019年1月現在のものです。
電車特定区間外のJRの運賃と比べても約2倍、最も安い東京メトロと比べると約4.5倍の運賃、という結果になりました。観光路線とはいえ、お財布に優しくない路線なのは間違いなさそうです。しかし、安く乗れる切符もありますので、いくつかご紹介します。
河津桜を見るためのお得な切符まとめ

切符の種類 | 路線 | 運賃 |
---|---|---|
通常運賃 | 東京-河津間往復 | 7,272円 |
南伊豆フリー乗車券 (都区内発) |
東京-伊東までの往復+フリーエリア | 6,160円 |
伊豆ドリームパス (黄金路、山葵路ルート) |
伊東-清水港間(山葵路は修善寺含む)の 周遊きっぷ |
黄金路ルート 3,700円 山葵路ルート 3,900円 ※発着駅までの運賃が別途必要 |
伊東まで青春18きっぷを利用した場合の運賃 | 東京-河津間往復 | 5,106円 ※青春18きっぷ1日当たり2,370円とした場合 |
南伊豆フリー乗車券
東京都区内-伊東までの往復切符と伊豆急行・東海バス(南伊豆地域)のフリー切符がセットになった乗車券です。有効期間が2日間のため、伊豆で一泊する場合でも使えます。金額は6,160円で、普通に東京駅から河津駅を往復するより安いです。子ども用の価格設定もありますので、家族で行く場合にもおススメの切符です。始めて河津桜を見に行く方は、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
南伊豆フリー乗車券の詳細はこちら
伊豆ドリームパス
伊豆ドリームパスは主に伊東駅・清水港から伊豆半島を巡る周遊きっぷです。鉄道、バス、フェリーなど様々な乗り物を楽しめます。有効期間は3日間あるため、のんびり旅行した人にもおススメです。半面、フリー区間に関するルールが複雑なため、移動手段については事前に調べておく必要があります。やや上級者向けの切符といえそうです。
伊豆ドリームパスの詳細はこちら
青春18きっぷ
その他、開花状況に左右されますが伊東まで青春18きっぷで移動する方法も有効です。3月1日から使用可能ですが、2018年などは開花が遅れたため、18きっぷで移動する方もいらっしゃいました。値段で見れば一番安いため、状況によっては検討の余地があるかもしれません。
※有効期間・価格などは変更の可能性があります。
車で行く場合の注意点
その他、河津桜を見る方法として、自家用車やレンタカーを使う方法があります。その場合の主な注意点についていくつかご紹介します。
注意点1:渋滞
伊豆(特に伊豆急行沿線の国道135号)は道が細い割に交通量が多いため、渋滞が起きやすいです。現地に到着する前に日が暮れることのないように、交通量などは事前にチェックすることをお勧めします。
注意点2:駐車場の確保
河津駅付近は大勢の人が押し寄せるため、駐車場を見つけるのがなかなか難しいです。状況によっては、少し離れた河津バガテル公園等に停める…といった工夫も必要です。
※公園からシャトルバスが出ることもあるようです。詳細は河津バガテル公園のサイトをご参照ください。
注意点3:路面の雪・凍結
暖かそうに見える伊豆半島ですが、実は高低差が大きいという特長があります。山道だと、まだ雪が残っているということも。天候によっては、スタッドレスタイヤに替えることも検討したい所です。
次回は、2018年の河津桜の様子を、実際に撮影した写真と共にご紹介します!
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