2018.12.27 見ごろは1月!? あの「河津桜」を超える日本最速の桜が伊豆半島にあった! (1)
早咲きの桜といえば有名なのが伊豆の「河津桜」。見ごろは2月で、毎年100万人近くの観光客が訪れるそうです。しかし、1月に見ごろを迎える桜が、同じ伊豆半島にあるのをご存知でしょうか? 今回は「日本最速の桜」伊豆の土肥桜をご紹介します!
土肥桜とは?
土肥桜は、伊豆半島の西側、伊豆市土肥のあたりに咲く早咲きの桜です。開花が早いことが特徴で、12月下旬には一部で開花が始まるほど。1月下旬ごろから見ごろになり、イベントも開催されます(土肥桜まつり)。年末年始に既に咲いている桜があるなんて驚きですね。桜以外にも金山あり、温泉ありという観光地で、駿河湾フェリーで清水港からアクセスすることもできます。鉄道はないため、今回は三島からレンタカーで向かいました。
※三島駅・修善寺駅からバスで向かうことも可能です。詳細はこちらから。
土肥桜まつり会場のようす
三島から車で1時間ほど走って、伊豆市土肥に到着しました。温暖な伊豆半島ですが、途中山道があり、少し雪が積もっていました。天気によっては、運転に注意が必要かもしれません。写真はメイン会場である、松原公園のようすです。
ちなみに駐車料金は無料。マイカー利用者にはうれしい点です。
公園に入ると、さっそく色鮮やかな土肥桜が。河津桜と同じく、濃いめの桜です。
天気がもう少し良ければ……。と思いつつ、何枚か写真に収めます。
公園内は混雑もなく、ゆっくりと鑑賞することができました。周辺の地図とおススメのスポットについてはこちらで公開されていますので、旅行前にチェックしておくと良さそうです。
また、公園の近くには伊豆最大の金山だった「土肥金山」があります。こちらの敷地内でも桜を見られるほか、土肥桜祭りの時期に合わせてライトアップが行われます。
こちらはライトアップの様子。2019年は1月19日(土)~2月3日(日)まで実施しています。見ごろに合わせて見に行きたいですね。
土肥金山は江戸時代から昭和にかけて採掘が行われた金山で、佐渡に次ぐ産出量があったそうです。実際に使われた坑道は整備されていて、見学することができます。
中は人形なども置かれ、当時の採掘の様子を見ることができます。神社などもあり、なかなか手が込んでいます。
併設の資料館では、土肥金山の歴史について様々な史料から知ることができます。「思い出の一枚を撮影OK」と書いてあることを確認して、カメラをパチリ。
資料館には、世界一の巨大金塊の展示も。実際に触ってみることもできます。
近くで見ると、迫力が違いますね。なんというか、惹きつけられるものがある感じです。
敷地内にも桜は植えられているものの、こちらはまだ咲き始めといったところ。
満開時には写真のような鮮やかな見栄えになるそうです。
砂金採りを体験できるコーナーもあります。詳しくはこちら。
最後はお土産を買って次の目的地に向かいました。ここは西伊豆のドライブとしては、いうなれば玄関口。さらに南に下っていきます。
本州最速の桜「土肥桜」はいかがだったでしょうか。ちょうど到着したころは雲が多かったのですが、この後天候が良くなり、見栄えの良い写真を撮ることができました。次回は市街地からさらに南の様子を、周辺の観光情報と併せてご紹介します!
※記事掲載後、土肥金山様より満開時とライトアップ時の写真をご提供いただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。