2019.05.21 松本にも寄れるお得なセット券!「上高地ゆうゆうきっぷ」で行く初夏の信州(2)
前回は、信州屈指の景勝地、上高地へのお得なセット券「上高地ゆうゆうきっぷ」をご紹介しました。今回は、実際に新宿から上高地までの旅程を、写真付きで2回にわたってお送りします!
6:05新宿→9:23松本 大雨の中での出発
それでは、出発地であるバスタ新宿へ。時刻は午前6時、季節は6月でした。天気は……生憎の大雨。梅雨だということは百も承知ですが、天気が良くなることを祈りつつバスに乗ります。
途中、双葉サービスエリアで1回休憩がありました。写真は今回乗車したアルピコ交通のバスです。電車もバスも同じ柄で統一されていて、個人的に結構好きなデザインです。天気の方は、雨はやんだものの良くなる気配がありません。そこで、予定を変更することにしました。
本当は松本インター前で上高地線・大庭駅に乗り換えるところを、終点の松本バスターミナルまで乗車します。予定より10分早い、9時13分に到着しました。
松本バスターミナルは松本駅徒歩1分の場所にある、アルピコ交通の拠点です。ビルのテナントも、「しまむら」「キャン★ドゥ」「マツモトキヨシ」といった、旅先での不足品を買うのに役立つ店が入っています。
松本バスターミナルビルの商業施設「アルピコプラザ」の詳細はこちら
松本駅前のようす。訪れたのは6月ですが、少し涼しいくらいの気温です。ここから徒歩で、もう一つの目的地「松本市美術館」に向かいます。
9:42松本市美術館 草間彌生先生のアートに圧倒される
駅から20分ほど歩き、松本市美術館に到着しました。外観の作品《松本から未来へ》は2016年に追加されました。
今回は草間彌生先生の特別展「私の愛のすべて」が開催されていました。入り口横の作品は「幻の華」という名前だそうです。
また、特別展に合わせて収録された音声ガイドでは草間彌生先生ご自身の解説を聞くことができました。制作過程や作品に対する思いが中心ですが、個人的には「自殺を考えなかった日は一日もありません」というお話が印象的でした。
並べられた作品を見ていると、創作力の源泉がデストルドーにあるといわれても、納得がいきます。でも、およそ健康的ではないエネルギーが回りまわって、キャッチーな水玉模様に収束した点は、非常に興味深いですね。あくまでも私の私見ですが。
屋外にはおなじみのカボチャもありました。特別展の会期自体は2018年7月22日(日)で終了しましたが、草間彌生先生の作品は常設展示されていますので、興味のある方は訪れてみてはいかがでしょうか。
12:09松本駅→12:38新島々駅 電車とバスを乗り継いで上高地へ
松本市美術館を見て駅まで戻ってきたところで、時刻は12時。ここから上高地線に乗って新島々駅に向かいます。電車の塗装も、アルピコカラーです。
上高地線は、元々松本から飛騨高山までを結ぶ計画だったのですが、あまりにも壮大すぎるため、計画は縮小。今は新島々駅までの開業にとどまっています。本数は40分に1本ほどあり、ローカル線としては本数の多い部類に入ります。
30分ほど乗って、新島々駅に到着しました。さて、肝心の天気は……?
ご覧の通り、きれいな青空です。先に松本に寄ったのが功を奏しました。ここからはバスに乗って上高地を目指します。
途中の乗り継ぎを生かして時間調整もできる「上高地ゆうゆうきっぷ」。天気予報が芳しくないときは、試してみてはいかがでしょうか。
ページが長くなったので、今回はここまで。次回はいよいよ、天気の良くなった上高地の絶景をお届けします!
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