2019.05.17 松本にも寄れるお得なセット券!「上高地ゆうゆうきっぷ」で行く初夏の信州(1)
年間100万人以上が訪れる信州を代表するスポット、上高地。広告などで河童橋の写真を目にされた方もいらっしゃると思います。上高地に最も多くの方が訪れるのは7月~8月ですが、実はハイシーズンを少し外すだけでお得になる切符があるのを、ご存知でしょうか。今回は、松本経由で向かうセット券「上高地ゆうゆうきっぷ」をご紹介します!
上高地ゆうゆうきっぷとは
「上高地ゆうゆうきっぷ」とは、新宿から松本までの高速バスと、松本から上高地までの電車・バスがセットになった往復切符です(名古屋発、大阪発の切符もあります)。利用期間は2019年の場合4/17~4/26、5/7~7/12、8/26~11/15で、GWと夏の約1ヵ月半以外であれば利用できます。値段は新宿発が往復で10,000円。有効期間が7日間のため、途中松本で降りるなどの柔軟な運用が可能です。
ちなみに去年までは往復で8,200円という驚異のプライスでしたが値上げとなりました。それでもアクセス手段としては最安の部類に入ります。
上高地までのアクセス手段
東京から上高地に向かう場合、松本まで鉄道か高速バスで行き、そこから上高地線と路線バスに乗り換える方法が一般的です。そこで鉄道とバスについて、料金と所要時間を以下にまとめてみました。
新宿から上高地までの料金(片道) | 所要時間(目安) | 備考 | |
---|---|---|---|
松本まで特急を利用した場合 | 8,771円 | 5時間 | 松本~上高地間は往復券使用 |
松本まで特急を利用した場合(お先にトクだ値利用時) | 6,825円 | 5時間 | 松本~上高地間は往復券使用 |
松本まで各駅停車を利用した場合(青春18きっぷ利用時) | 4,645円 | 7時間2分 | 松本~上高地間は往復券使用 |
さわやか信州号を利用した場合 | 6,400円~ | 4時間47分(渋滞なしの場合) | 4列シート、WEB決済の場合 |
上高地ゆうゆうきっぷを使用した場合(松本まで高速バス利用) | 片道あたり5,000円 | 5時間10分(渋滞なしの場合) | 往復10,000円で販売。片道のみの利用不可 |
ご覧の通り、渋滞がなければ電車でもバスでも所要時間にそれほど差がなかったりします。しかも特急よりバスの方が始発が早く、松本インター前で上高地線大庭駅(徒歩数分)に乗り換えることで、特急より早く到着が可能です(最速11:15着)。
また、松本まで青春18きっぷを使う方法もあり、5,000円未満で上高地に行く唯一の方法になります。所要時間は長いものの、新宿発4:58の電車に乗れれば特急と同じ時間に到着するため、間に合う方なら検討しても良さそうです。渋滞がなく、上高地ゆうゆうきっぷの利用期間外に使えるのもポイントですね。
高速バスの場合、新宿から乗り換えなしで行ける「さわやか信州号」と、松本で乗り換える方法の2択になります。「さわやか信州号」の方が値段は高いのですが夜行もあり、早朝に上高地に着くことができます。松本で乗り換える方は「上高地ゆうゆうきっぷ」が使えるほか、松本で降りて市内観光する、といった方法が可能です。
…今回はちょっとしたアクシデントがあり、松本経由の方法が役に立ちました。
上高地のマイカー規制について
上高地では、マイカーは全面通行止となっているため、手前のさわんど駐車場に停めてからバスに乗りかえます。さわんど駐車場-上高地間の運賃は1,250円で、さらに駐車場代(1日600円)も必要なため、車で来るのはあまりお得ではなかったりします。2人くらいであれば、高速バスの方がおススメです。
ちなみに、最近では観光バスも乗り入れ規制日が設けられています。それによって上高地の観光者数は漸減しているそうですが、環境保全の観点からは仕方ないかもしれないですね。逆に考えれば「空気がきれい」「混まない」とも言えるので、今から向かうのもアリだと思います。
次回は高速バスを使って、新宿から松本・上高地への行程をご紹介します!
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