2020.02.05 北海道2,000kmの旅(9)-晴れていたら運が良い? 阿寒湖・摩周湖・神の子池を巡る一日ドライブ-
新千歳から稚内、網走、知床と道東をぐるりと巡ってきた今回の旅、いよいよ残すところ あと2回となりました。今回は、釧路を起点に神の子池・摩周湖・阿寒湖などを見る日帰りドライブの様子をお送りします!
第1回 新千歳から稚内までのドライブの様子はこちら
第2回 稚内駅の様子はこちら
第3回 宗谷岬の様子はこちら
第4回 宗谷丘陵と紋別市内までのドライブ
第5回 紋別市内で見る北海道遺産・ガリンコ号
第6回 最果ての牢獄・網走監獄に見る北海道レトロ
第7回 遊覧船で巡る世界遺産・知床半島
第8回 世界の終わりを体験できる野付半島
晴れていたらラッキー? 神秘の湖・摩周湖
朝のホテル周辺の様子。閑散としています。飲み屋が多い一角なので、夜はもう少し賑やかですが。
釧路市内から、さっそく車で向かいます。
道中何もない道東の道をひたすら北に。
途中、駅舎があったので小休止。標茶駅というそうです。
本数の少ない釧網本線ながら、なかなか素敵な内装です。
駅周辺の地図。密度の低さがどことなく開拓地感を醸し出します。
駅から神の小池に向かう途中、小さな展望台がありました。
摩周湖の裏手に当たることから「裏摩周展望台」という名前がついています。
肝心の眺めですが、湖は見えるものの木がジャマをしてあまりいい眺めとは言えない模様。このあと行く表摩周に期待です。
ただし、キャンプ場として見るならなかなかの立地です。北海道でキャンプ、そのうちやってみたいですね。時間に余裕がないので10分ほどで切り上げ、再びドライブ。
釧路から車を走らせること100km、ようやく神の子池に到着しました。道東の中でもかなり奥まったところに位置する池です。ちなみに100kmという数字は北海道ではさほど遠くなく、余裕の日帰り圏内だったりします。恐ろしや……。
傍に見える「熊出没注意」の看板。北海道の景勝地はクマの出没が確認されると立ち入り禁止になることが珍しくありません。人がたくさん来る場所にはあまり来ないようですが。
池まではよく整備された遊歩道を通ります。
神の子池も周りに遊歩道があり、様々な角度から見られるようになっています。実物を見ると驚きの青さですが、写真だとそこまで綺麗に見えないのが残念。ぜひ現地で見て頂きたいスポットです。
ちなみに青いのは写真の部分だけで、他の水辺は普通の色です。これはこれでアリですが。
池以外には特に何もないので、雑木林を眺めつつ、現地を後にします。
再び車に乗り、表摩周へ。直線距離は10kmもないですが、大きく迂回するので実際は45kmほど。
摩周第3展望台の駐車場へ。それなりに人が来ています。
展望台付近ではエゾリスさんがお出迎え。
ようやく着きました、神秘の湖・摩周湖。すっきりしない天気だな、と思っていたら、これでもいい天気だそうです。
この辺りは霧がよく発生するらしく、晴れていたら相当な幸運、という話を旅行後に聞きました。写真の天気は、かなり良い方のようです。なかなか来れない場所だけに、しばらく見てから、次の目的地へ。
団体さんの姿も。屈斜路湖とオンネトー
摩周湖から再び車を走らせ、25kmほど離れた屈斜路湖へ(道東基準では「となり町」くらいの感覚です)。日本最大のカルデラ湖で、湖にならなかった地上部分が「中島」と「和琴半島」となっています。写真は和琴半島の方です。
最初に訪れたときは和琴半島の先端がカルデラの中心だと思っていたのですが、改めて広域図を見てビックリ。
「氷山の一角」という言葉がふさわしい広さです。
屈斜路湖畔にはフィールドハウスあり温泉ありと一通りの施設が揃っています。今回は行きませんでしたが北東部分には美幌峠展望台もあるので、写真が撮りたい方はそちらまでどうぞ。
ここからは車を東に走らせ、雌阿寒岳の東にある湖「オンネトー」を目指します。最寄駅の摩周駅からの距離は50km。今更ながら車がないとムリな地域です。
オンネトーに到着。駐車場には観光バスが止まっていました。
かなりの秘境ですが、結構人気があるのかもしれません。
この日は午後に入って曇りがちだったため、あまり良い写真が撮れなかったのが残念。
次はいつ来れるだろうか、という気持ちとともに、阿寒湖へと向かいます。
思わず二度見してしまう看板も。温泉街情緒が出すぎな阿寒湖周辺
オンネトーから先ほど通った道を引き返し、本日最後の目的地・阿寒湖へ到着。
天然記念物のマリモで有名ですが、他の湖と比べると、観光地化されています。
遊覧船乗り場も。
夜に遊覧船に乗ったらなかなか涼しそうです。寒いくらいかもしれませんが。
また、阿寒湖の観光は総じてアイヌ推しなのも特徴の一つです。様々な施設があります。ここからはアイヌ関連の写真を何点か。
最初の写真は「阿寒湖アイヌシアター イコロ」という施設で、アイヌ古式舞踊などを見ることができます。旅を通して異文化に触れるというのもいいですね。気になった方は阿寒湖アイヌコタンのページへ。
その他、阿寒湖の自然を紹介する阿寒湖畔エコミュージアムセンターという建物もあります。
施設内ではマリモやクマの剥製などを見ることができ、現在も火山活動が続いている阿寒岳の様子を学ぶことができます。
施設の裏手にある湖畔では、現在も湯気が立っている場所もあるのが驚きです。
もちろん温泉街らしい商店街もありますので、帰りがけにお土産などを買っていくのもおすすめです。
その中でも二度見してしまったのが上の写真。間違っていはいないのですが、平仮名のインパクトが強烈です。
訪れたときは足湯もあるお店だったのですが、2020年1月現在は物販のみのようです。写真一枚で話の種になるので、できれば店名はそのままにして欲しいですね。
道東の湖を巡るドライブもこの辺で。お疲れ様でした〜。
今回は釧路からの日帰り旅ドライブで、道東の様々な湖をご紹介しました。次回はいよいよ最終回。北海道最東端の町・根室の様子をお送りします!