2018.12.04 18きっぷ利用者のための「ターミナルとなり駅」活用法(2)
前回は、18きっぷ利用者向けに、ターミナル駅のとなり駅を使うメリットについてまとめてみました。今回は具体例として、東京、名古屋、京都の隣にある、便利な駅を紹介します。
東京の「ターミナルとなり駅」: 新橋駅
鉄道発祥の地としても知られる新橋駅は、東海道線、山手線、京浜東北線、東京メトロ銀座線、ゆりかもめが乗り入れている一方で新幹線が停車しないため、意外と空いています。駅周辺の様子を少しご紹介します。
駅の目の前にある、ニュー新橋ビル。飲食店、金券ショップなどが多く入っています。
新幹線回数券や東京メトロの土休券なども購入できるため、旅行の初めに立ち寄るのにおススメです。
コインロッカーは改札の近くにあるほか、駅周辺でも見つけることができます。新橋駅自体も十分なターミナル駅ですが、比較的空きがあります。
こちらは新橋駅銀座口のようす。駅を出て左に向かうと……。
円筒形をした、静岡新聞のビルがあります。ここをまっすぐ進むと銀座に出ますので、繁華街へのアクセスも良好です。東海道線で東京に来る時には、ぜひ利用したいですね。
名古屋の「ターミナルとなり駅」:金山駅
知名度はいまひとつながら、名古屋の隠れた良ターミナル駅「金山駅」。最大の特徴は、乗り換えの便利さにあります。JR金山駅を出ると……。
すぐ目の前に、名鉄金山駅があります。名古屋駅ではJRと名鉄は違うビルのため、金山駅を利用すると時間のムダがありません。迷う心配もないのがいいですね。
コインロッカーは、JRと名鉄の間の通路にあり、非常に見つけやすいです。また、金山駅からは地下鉄名城線を使って、栄・大須といった繁華街に向かうことができます。特に大須(上前津駅)は名古屋駅からだと乗り換えが必要なため、非常におススメです。混雑の激しい東山線を避けられるのもセールスポイントでしょうか。
京都の「ターミナルとなり駅」:山科駅
さいごにおススメするのは、京都から東海道線で一駅の位置にある「山科駅」。観光客でごった返す京都駅の隣にありながら、驚くほど空いています。山科駅からは、地下鉄東西線に乗り換えることができます。
京都駅と違い、乗り換えは非常にシンプル。駅の目の前の階段を降りて進むと、地下鉄の駅です。京都駅の乗り換えは「迷う、混む、行列」の三重苦の上、主要な観光地が集まる東山地区に行くには烏丸線から乗り換えが必要になります。山科駅から東西線で向かう方が早く到着します。
コインロッカーは駅のすぐ隣にあるほか、地下鉄の方にもあります。京都駅は絶望的にコインロッカーが埋まっているので、探す手間を省略したいなら、山科駅をお勧めします。
今回は「ターミナルとなり駅」を3つほどご紹介しました。18きっぷは移動に時間がかかる分、現地での移動はなるべくスマートにしたいですよね。もし興味を持たれた方は、旅行ルートに組み入れてみてはいかがでしょうか。