2019.08.08 青春18きっぷを超えた? 最強最安の「えちごツーデーパス」で行く予算1万円の新潟夏旅行(2)
前回は、2日間2,690円のフリー切符「えちごツーデーパス」を使った、新潟への激安旅行術について紹介しました。今回は実際の利用例として、東京から2泊3日の旅行をレポートします。1日目は都内から新潟県・柏崎へ。花火とセットで新潟の魅力をお送りします!
池袋から新潟県・柏崎へ。長岡への寄り道もおススメ
まずは本日の旅の起点、池袋駅へ。
池袋から北に向かう場合、湘南新宿ラインや埼京線が利用できます。今回は8:31発の電車に乗車しました。赤羽駅か大宮駅で高崎線に乗りかえます。
高崎駅に到着。ここからは上越線です。写真は改札の横にある駅弁屋。早朝限定で「上州の朝がゆ」という駅弁を売ることでも有名です。
もし都内を早朝に出発する機会があれば、お目にかかれるかもしれない……と言いたいところですが、どうやら2019年で販売終了したそうです。残念。
高崎から越後湯沢に直通する在来線はないため、水上駅で乗り換えます。
温泉街らしく、駅前にはお土産屋が何軒か。
上越線は水上駅を境に本数が大きく変わり、水上-越後湯沢間は土日・夏季ダイヤで6往復という少なさ。冬季の方が増発されるという珍しい路線でもあります。乗り逃しにはご注意を。今回は長岡に直通する列車に乗りました。
水上駅の2駅先には、日本一のモグラ駅「土合駅」があります。地上までの階段は462段。物珍しさからそれなりに人が来ているようです。
そのまま越後湯沢駅を通過し、長岡駅の一つ手前「宮内駅」で下車。柏崎方面に向かう信越本線の乗換駅でもあります。今回は寄り道目的の下車です。
宮内駅から徒歩10分、最初の目的地となるラーメン屋「いち井」に到着しました。新潟でもトップレベルの評判を誇る名店です。
看板商品、というよりほぼ唯一のメニューは「塩ラーメン」(900円)。少し前までは醤油ラーメンも出していたようです。あっさりした旨味が凝縮された、文句なしの一杯。
ちなみに宮内駅には、同じく評判の良いラーメン屋「青島食堂」が何軒かあったりします。ラーメン激戦区の新潟らしいですね。
一駅乗って、長岡駅に到着しました。寄り道しなかった場合、池袋から長岡までの所要時間は約5時間です。花火まで時間もあるので、少し市内を散策します。
まずは河井継之助記念館へ。幕末に長岡藩の改革を行い、義理を通して明治政府と戦った人ですね。館内では明治政府と小千谷で会談した時の書状も展示されています。時代を先取りした視点で書かれた、決死の覚悟が伝わる名文です。
続いて山本五十六記念館へ。時節柄か映画「アルキメデスの大戦」の紹介もありました。直筆の手紙も展示されており、長岡弁で書かれたフランクな一面も見ることができます。
最後は長岡震災アーカイブセンター「きおくみらい」へ。新潟県中越地震に関する展示があります。入場無料です。
この辺で日が傾いてきたのですが、柏崎に向かう前にもう一軒。写真のお店「MIMATSU CAFE 大手店」は11月と2月にシュークリームが1個39円(税抜)になることで有名です。
しかし、シーズン外でもオトクな商品があったりするので、立ち寄ると思わぬ発見があるかも。今回は6個入り300円のお菓子を頂きました。この後は信越本線に乗って、柏崎へ。
柏崎駅に到着。長岡からの所要時間は30分強~50分程度です。快速もあるので、上手く乗れると早く着きます。
駅前から既にお祭りモードに。花火会場までは徒歩15分程度かかります。
会場付近の様子。人は多いものの、スペースが広いせいか結構余裕があります。
海岸沿いでは花火を待つ人たちが、思い思いにくつろいでいました。東京の花火を知っていると、「混雑しなくていいな」と思えてしまいます。少し高台に陣取って、カメラをスタンバイ。いよいよ開始です!
100発同時の超ワイド花火に水上花火も! カメラに収まりきらないド迫力の15,000発
午後7時半になり、会場ではあいさつの後、最初の花火が上がりました。
暗くなりきらない内の花火も、なかなか味がありますね。
まずは柏崎の名物、水上花火。「山の長岡、海の柏崎」と呼ばれるように、水上で炸裂させる花火が特徴です。
五連装のワイドスターマインもあります。演出もそれぞれ凝っています。
中盤に入ると「これから尺玉100発一斉打ち上げを行います」というアナウンスが。横一列に一斉に火の手が上がり……
炸裂!!! カメラに収まりきらない迫力です。この一瞬に数千万円をつぎ込む柏崎市、豪快すぎます。
ここからは、比較的よく撮れた写真を何点かご紹介します。
少し離れた高台から撮っているため、どの花火も遮るものがなく、キレイに撮れます。
上が見切れているのが残念な一枚。
テクノポップ的な図形が素敵です。光り方もいいですね。
そして、本日のクライマックス、尺玉300連発。まずはカラフルな花火から始まり……
水棲生物を思わせる色に。
後半になるにつれて演出は派手になり……
最後は特大花火の連発で〆。会場から拍手が聞こえます。お疲れ様でした。
この後は黒井駅まで移動してホテルへ。祭り後の余韻もいいですね。来年もまた来たくなります。
今回は新潟旅行1日目、柏崎の花火をご紹介しました。東京から手頃な値段で行ける、15,000発の花火。人混みを気にせず、ゆっくり花火が見たい方は、一度訪れてみてはいかがでしょうか。次回は旅行2日目、越後川口の花火などの様子をお送りします!
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