2019.07.19 そうだ、前泊しよう。八戸市で日曜早朝に開かれる「館鼻岸壁朝市」の魅力
これまで2回にわたってお送りした三陸最大の都市・八戸。種差海岸、八食センターに続き、今回は八戸の朝を彩る「館鼻岸壁朝市」をご紹介します。土曜は八戸に泊まりたくなるくらい魅力的な、日本最大級の朝市。日の出から9時までの限定開催です。
前々回の種差海岸の記事はこちら
前回の八食センターの記事はこちら
館鼻岸壁朝市までのアクセス
館鼻岸壁朝市は、八戸中心街から少し離れた、館鼻漁港で開催されます。最寄り駅は陸奥湊駅ですが開催時間が早朝のため、中心街から日曜朝市循環バス「いさば号」に乗るのがおススメです。時間的に前泊必須ですが、朝市を見るためにわざわざ土曜は八戸に泊まるという方もいらっしゃいます。ホテルが周辺と比べて安いのもいいですね。循環バスの出発時間は5:55~6:45のため、頑張って早起きします。
朝市へはバスが便利。片道100円の日曜朝市循環バス
朝5:50の八戸中心街の様子。早朝だけにひっそりとしています。
今回宿泊した「ホテルイマルカ八戸」の外観。土曜でも3,000円代という激安価格で選びました。質もそれなりで、その上朝市も見られるなんて最高ですね。
※ホテルの価格は時期によって変動します。
5:55、朝市行きのバスに乗ります。運賃は100円。地味にありがたいお値段です。利用者が多いのか、それなりに混んでいる様子。
朝市会場までは18分ほどでした。
朝市会場には既に大勢の方が。早速探索します。
コーヒーに中華にメロンパン? 早朝の朝市はまさに食のデパート
さて、八戸朝市の名物といえばイカが挙げられます。当然複数のお店がしのぎを削っていますが、それにとどまらないのが館鼻岸壁朝市の凄い所。コーヒーはまあ普通として、中華やメロンパン、アクセサリー、果ては「車」まで売っているというから驚きです(さすがに今は自動車の販売はないそうですが)。ここからはそんなカオスな空気に満ちた朝市の様子を、写真でお送りします。
コーヒーのケータリングカー。朝市では比較的よく見かけます。
朝の八戸に燦然と輝く「チヂミ」の三文字。韓国式ファストフードの店もそれなりにあり、ケランパン、トッポギなども売っています。
この写真の右に出店しているのは、なんとアクセサリー。近くには服を扱っているお店まで。車が売れるのなら、何が売れても不思議ではありません。
立ち並ぶ幟には「カレーパン」「豚まん」「草文字」「天ぷら」の文字が。仁義なき食のバーリトゥードが毎週繰り広げられます。
ちなみに朝市には「幼虫の形をしたグミ」という、耐性のない人は卒倒しそうなブツが売られていますが、残念ながら今回は巡り合えませんでした。発見出来たらラッキーかもしれません。
一通り見たところで、一旦朝食にしました。まずは八戸港の名物、イカ。特に天ぷらが好きです。ボリューミーですが、割とリーズナブル。
続いてご当地料理、せんべい汁。お土産としての評判は上々だそうです。手軽かつ食べ応えのあるスープというのが人気の理由でしょうか。
そして、朝食後にウロウロしているときに見つけてしまった、「焼き小籠包」の文字。結構な行列ができています。
素材にこだわった「十和田焼き小籠包」だそうです。
お値段は割と良心的です。
そして、実際に調理しているようすの破壊力。うわー、美味しそう! 「さっきイカ天食べたばかりだろ」という心の声を無視して、整列………購入。欲望には勝てませんでした。聞いた話では、毎回行列ができる人気店だそうです。取れたての海の幸にこだわりがなければ、イチオシのお店でしょうか。
そろそろ日も登ってきたので、チェックアウトのためにホテルに戻りました。1~2時間あれば十分回れるので、ホテルに荷物を置いたままでも安心です。
今回は日曜早朝に開催される日本最大級の朝市、館鼻岸壁朝市をご紹介しました。八戸には陸奥湊駅前朝市など、他にも複数の朝市がありますので、興味のある方は事前にチェックしてみてはいかがでしょうか。土曜のホテル探しが楽しくなる八戸朝市、前泊した人だけのご褒美です。
次回はいよいよ、八戸最大の祭りにしてユネスコ無形文化遺産にも登録された「八戸三社大祭」をご紹介します!
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