2019.07.12 岩と草原の取り合わせが魅力? ついリピートしてしまう八戸の「種差海岸」
東北新幹線が停車する三陸海岸最大の都市・八戸。青森県の中でも少し目立たない位置にいるこの街は、実は多くの魅力にあふれています。これから数回に渡って八戸の魅力をお伝えする予定ですが、第1回として、岩と草原が美しい景勝地・種差海岸を取り上げたいと思います。何かあるわけでもないのに、ついリピートしてしまう海岸の魅力を、周辺施設と併せてご紹介します!
八戸市・種差海岸までのアクセス
八戸市は、青森県の南東・三陸海岸の北端に位置する、人口20万強の中核市です。素晴らしい景観と海の幸をあわせ持ち、八戸三社大祭、えんぶりといった「あまり知られていない」良いお祭りを開催している街でもあります。東京からは、東北新幹線で一本。2時間45分程度でアクセスできます。
市街地最寄りの本八戸駅、種差海岸方面に向かう場合は八戸駅から八戸線に乗りかえますが、本数が少ないためバスも運行しています。今回は、電車とバスを併用する方法で向かいました。
八戸駅から種差海岸へ
今回の出発地、上野駅です。「はやぶさ」に乗っていざ東北へ。ちなみに東北新幹線にはお得な早割「お先にトクだ値」もあります。「はやぶさ」の場合25%引きになるので、予定が決まっている方はぜひ利用したいですね。
八戸駅に到着。市街地からは少し離れたところにあります。ここから八戸線に乗り換えます。
種差海岸駅まで直通する電車ではなかったため、途中鮫駅で乗り換え。駅名のインパクトが強烈です。
駅前もパンチが効いています。ここからバスで種差海岸へ。
バスから眺める海岸線はなかなか見ごたえがあります。カメラのご用意を。
数キロにわたって遊歩道があるため、途中で降りて歩くという方法もあります。でも、バスで見る方が手軽ですね。
種差海岸インフォメーションセンターに到着。東日本大震災復旧後の2014年に建てられた施設です。すぐ近くに種差海岸駅もあるので、電車とバスの両方で来ることができます。
外観はこんな感じ。中は周辺の自然に関する情報が展示されています。ここでお昼にしました。
お昼はカレーと、名前は忘れてしまいましたが八戸の名物らしきものをチョイス。これから海岸を散策します。
岩と草原がフォトジェニック! 何度も歩きたくなる種差海岸の魅力
種差海岸の魅力、それは何と言っても岩と草原の対比にあると思います。ゴツゴツした岩が真っ平らな草地の向こうに並ぶ姿は現代アートのようで、強烈ながら後味の良い新鮮な印象を残してくれます。のんびりと散策したくなる種差海岸のようすを、何枚か写真に撮ってみました。以下ご紹介します。
道路側から海岸を眺めた1枚。
広々とした芝生がいい感じです。夏場は朝ヨガなども行っているそうです。気候が涼しいのもいいですね。
草原の中の人工物がミステリーサークルのように見えてしまいます。
海岸の岩を何枚か。不思議と見飽きるということがありません。
こちらは別の時期に撮った1枚。ひと目で風の向きが分かる配置がステキです。
海岸は多少高低差もあり、高台には休憩所があります。
上から海岸線を眺めつつ、市街地に戻りました。
海岸だけじゃない? 種差海岸周辺のスポット、そして七夕
さて、ここまで種差海岸を紹介してきましたが、途中にも様々なスポットがあります。まずはウミネコで有名な神社がある、蕪島。2015年の火災で全焼したため、今は立派な新社殿が建っています。ここは晴れの日でも傘が必要な場所としても知られています。理由についてはご想像ください。
近くには砂浜もあり、夏場は海水浴で賑わいます。
そして、近くにある博物館「八戸市水産科学館マリエント」。八戸の海を紹介する、水族館としての側面もあります。
館内には蕪島が一望できるスポットもあります。2014年に訪れたので、焼失前の社殿が見えますね。
どのスポットも種差海岸に向かう途中にありますので、行きか帰りで一度は下車したいところです。蕪島は夏を中心にお祭りも開催しています。
八戸市のイベントの詳細はこちら
市街地に戻ってくる頃には、もう夕方に。ちょうどこの日は七夕らしく、メインストリートには大きな飾りが。
日暮れと共に様々な踊りも披露されます。八戸に夏を告げる七夕まつり、2019年は7月12日(金)~7月15日(月)で開催されます。興味のある方は種差海岸とセットで訪れてみてはいかがでしょうか。
次回は八戸の「食」の中心地「八食センター」をご紹介します!