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2019.07.23 ねぶたは無いが山車はある。ユネスコ無形文化遺産「八戸三社大祭」にかける地元の心意気

8月お先にトクだ値八戸三社大祭八戸市東北新幹線祭り青森県

これまで3回続けてご紹介した三陸最大の都市・八戸。4回目は大トリとして、八戸最大の祭り「八戸三社大祭」をお送りします。2016年にユネスコ世界無形文化遺産に登録されたこのお祭り、開催する上で色々と苦労が多かったりもします。見た目の派手さ裏方の努力も日本屈指のこの祭り、当日の写真も交えつつご紹介します!

第1回・種差海岸の記事はこちら
第2回・八食センターの記事はこちら
第3回・館鼻岸壁朝市の記事はこちら

八戸三社大祭とは

八戸三社大祭は、毎年7月31日から8月4日まで行われる、三社(おがみ神社長者山新羅神社神明宮)が主催する祭礼です。発祥は1721年で、もうすぐ開催300年を迎えます。2016年にはユネスコ世界無形文化遺産に指定されました。日程は5日間ですが、山車の運行があるのは1日~3日のため、中日の3日間に多くの人が集まります。

そして、八戸三社大祭の最大の特徴と言えば、運行の派手さ。ねぶた以上、と言っても過言ではありません。しかも可動式のパーツ煙を吐いたりする演出もあり、「見る人を楽しませよう」という意思が伝わってきます。開催中の山車行列は、まさに和製リオのカーニバル。歴史や神話に題を取った絢爛豪華な演出が観衆を圧倒します。今回は8月3日の「お還り」を見に行ってきました!

上野から東北新幹線で八戸へ。お先にトクだ値も使えます

まずは東北新幹線で八戸へ。所要時間は上野から2時間40分ほど。お先にトクだ値を使えば25%引きになりますので、八戸に行く際には検討したいですね。

駅構内もお祭り一色に。

駅前からバスに乗って、八戸市庁前へ。祭りらしく特設ステージが設けられています。

露店も出ていますが、時間が早いためか人はそれなり。山車の運行は15:00からのため、少し市内を散策します。

支庁前広場の東側にある、八戸城の角御殿表門。今は南部会館の門として使われています。写真の吹き出しは「八戸のうわさ」というソーシャルデザインの企画で、2011年から実施されています。

遠くから見た門のようす。なかなか立派な作りです。

町中には、写真のような吹き出しが至る所にあります。八戸を街歩きする際は、うわさを探してみても面白そうです。

そろそろ開催時間になり、路上が賑わってきました。西日を浴びて折りたたまれた山車がやってきます。

後ろはこんな感じ。スポンサーの名前がちゃんと入っていますね。

祭りの主催である、おがみ神社の幟もやってきました。いよいよスタートです。

めでたい要素がてんこ盛り! 全部乗せ特盛ラーメンのような八戸三社大祭の山車

八戸の山車の特徴として挙げられるのが、折り畳み式の仕掛け。信号や電線があって高さに制限があるため、通常は折りたたまれたコンパクトな作りになっています。

例えば通常はこのサイズの滝が……

大通りではこうなります。高さが違うと迫力が出ますね。

また、実際に山車が展開する様子を見られるのも楽しみの一つです。例として動画に撮ってみました。

ここからは、いよいよ祭り本番。豪華な山車の数々を写真でお送りします。

初っ端から凄いのが来ました。この混沌さが三社大祭の魅力です。

色使いといい派手さといい、他の日本の祭りとは毛色が違う感じがしますね。

裏側に工夫が凝らされた山車もあります。通り過ぎても必見です。

くまモンが友情出演してました。訪れたのは2016年なので、ちょうど熊本地震の後ですね。

イカリが大きすぎる知盛さん。

こちらは五条大橋。源平物もそれなりに見かけます。逆に戦国時代以降はさほどテーマにならないようです。

本日の話題作。「壽」という文字を分解して七福神に持たせるタイポグラフィ的作品ですが……。

角度によっては、写真のような見え方に。何に見えるかはご想像にお任せします。位置的に「狙ってやっている」感も多少ありますが。

歌舞伎風の意匠。晴れ舞台な感じがいいですね。

いろいろなものが付きすぎてネオエクスデスみたいになっている一台。後光がさしているので三闘神かもしれません。祭りの本質ってエネルギーなんだな、ということに気づかせてくれる作品です。

煙を吐きながらやってくる巨大ナマズ。煙が出るギミックは何台かありました。派手さも含めて、ちょっと石見神楽風です。

豪華ながらゴチャゴチャ感が少なく、見やすい山車。なかなかの秀作です。

そして、行列の最後を飾るのは華屋台。後味良くしっとりとした踊りが披露されます。

一通り見終わったところで、先ほどの八戸市庁前へ。先ほど見た山車をじっくり眺めることができます。皆さんお疲れ様です。

費用、運行、伝統… 色々と苦労のある八戸三社大祭の事情

さて、本来ならここでまとめに入るところですが、ここで八戸三社大祭の主催の一社である「おがみ神社」についてご紹介したいと思います。

おがみ神社は正式名称を「法霊山龗神社」といい、創建は平安時代にまでさかのぼります。八戸三社大祭には開催当初から関わっていますが、現代まで祭りを続けるのにずいぶん苦心されているようです。主に以下のような点です。

1.費用面の問題:経済効果が大きい反面、神社には赤字。
2.運行上の問題:大型化した山車を移動させるうえでの法的な制約など。
3.伝統面の問題:魅力的なだけでなく、祭りの本質を見失わないようにする。

地元の祭りが注目されるにつれて派手になる、という現象は時折見られますが、八戸も例外ではないということですね。「観光としての祭り」と「神事としての祭り」を両立させるのは相当な苦労があると思います。一見派手に見える行列も、裏で努力をしている人がいることを考えると、また違った印象があります。

歴史を遡っていくとかなりの紆余曲折があり、現在でも模索中であることが伺えますが、詳細は他の媒体に譲ることにします。運行ルートについては公式HPにも見解が載っていますので、ご興味のある方はぜひ。

ちなみにおがみ神社さん、見た目はかなり質素な社殿です。訪れるたびに「外見で相手を判断してはいけない」と言われているようで、身が引き締まります。前述の事情も含めると、思わず応援したくなりますね。

まもなく開催300年を迎える八戸の誇り、八戸三社大祭。東北の他の祭りともハシゴしやすい日程ですので、気になった方はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

八戸観光Naviのページはこちら
八戸三社大祭のページはこちら
法霊山龗神社のページはこちら
えきねっとトクだ値・お先にトクだ値のページはこちら

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