2019.04.12 3年に1度の祭典! 瀬戸内国際芸術祭の離島たち(小豆島編・その1)
3年に1度開催される現代アートの祭典、瀬戸内国際芸術祭。2019年は4月26日(金)から始まります。瀬戸内海の離島を中心に開かれるこのイベント、3大都市圏でも最近広告を出しているため、興味を持たれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし離島の難点は、情報の少なさにあります。特にフェリーは、鉄道と比べてもまとまった情報が見つけにくい、なかなか玄人好みの手段でもあります。
そこで、これから数回にわたって主な開催地となる離島と、主要なアクセス手段を紹介していきます。今回は瀬戸内海最大の離島・小豆島を、前回の芸術祭の写真も交えてお送りします!
フェリーの本数日本一? 小豆島へのアクセス
小豆島を語るうえで外せないのが、船便の多さ。離島ながら6つの港を持ち、高松港、姫路港、神戸港などからの直通便が毎日運航しています。特に高松港は3カ所の港へのフェリーが発着しているため、初めての方にとっては分かりづらい点もあると思います。以下、6つの港の情報を簡単にまとめてみました。
港の名前 | 主な区間・本数 | 運賃 |
---|---|---|
土庄港 | 高松-土庄:15往復 岡山-土庄: 岡山発12本、土庄発12~13本 |
690円(高松) 1,050円(岡山) |
土庄港 (高速艇) |
高松-土庄:16往復 | 1,170円 往復2,230円 (夜間便は1,550円、往復割なし) |
池田港 | 高松-池田:8往復 | 690円 |
草壁港 | 高松-草壁:5往復 | 690円 |
坂手港 | 高松東港-坂手: 高松東港発3本、坂手発2本。 土休日は3往復。 神戸-坂手: 平日3往復、土休日4往復 |
(高松東港)690円 (神戸)1,990円 ※神戸便は深夜便+500円、土休日+500円。 往復割引などもあり ※高松駅から高松東港への無料送迎バスあり。詳細はこちら |
福田港 | 姫路-福田:7往復 | 1,520円 |
大部港 | 日生-大部:5往復 | 1,030円 |
一番本数が多いのは、土庄-高松間。高速船も含めると31往復という驚異の本数を誇ります。便数の差はあるものの、高松港から3つの港にアクセスできるため、他の島も回るなら高松を拠点にするのが便利そうです。
坂手港を発着するジャンボフェリーは高松東港が駅から離れているためやや不便ですが、神戸港から乗ることができるメリットがあります。他と比べて割引の種類も多いため、状況に応じて使い分けたいですね。
※フェリーには自転車やバイク、自動車を積むこともできます。詳細は各フェリーの公式ページをご確認ください(高速艇は旅客営業のみとなります)。
いざという時の切り札! スマホで呼べる海上タクシー
本数も多くとても便利な小豆島のフェリーですが、一つだけ欠点があります。それは最終便の早さ。20:00までにほとんどの便が終了してしまうため、あまり長居をしていると島に取り残されて「しまった!!」という可能性も。そこで役に立つのが海上タクシーの存在です。電話でいつでも呼べて、定期便のない区間のちょっとした移動にも使うことができます。料金は高松-土庄間で15,000円程度と高めですが、一隻単位の料金のため、人数によっては割安となります。複数の業者さんが営業していますので、必要に応じて検討してみてはいかがでしょうか。
次回はいよいよ、瀬戸内国際芸術祭開催中の小豆島のようすをご紹介します!
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