2019.06.05 能登半島、夏の風物詩。和倉温泉から行く炎と熱狂の「あばれ祭り」(2)
前回は、7月第1週の金曜・土曜に開催される能登町宇出津地区の「あばれ祭り」をご紹介しました。今回は、東京を出発し、和倉温泉から祭り会場への観光バスに乗るところまでをお送りします。
あばれ祭りの概要、アクセス手段などを載せた前回の記事はこちら
金沢駅から特急「能登かがり火号」で和倉温泉へ
東京を出発し、今回の旅の起点、金沢駅へとやってきました。時間は14:50。今はダイヤが変わって18:52金沢着となった金沢エクスプレスですが、以前は15:02金沢着予定でした。4,500円という破格の値段が魅力なので、以前のダイヤに戻してくれると有難いのですが。
今回乗車した特急「能登かがり火号」です。15:00金沢発のため本来は乗り継げないのですが、この日は早着したため乗車することに。ラッキー!
15:58 和倉温泉駅に到着。お値段は2,230円でした。今はもう使えないルートですが、東京からここまで7,000円以下で来れるっていいですね。
改札の様子。駅構内は漆塗り風の格子壁で統一されています。デザイン先進国の金沢らしい作りです。
駅舎はさっぱりした作りながら、なかなか洒落ています。ここからバスに乗って和倉温泉の中心地へ。
和倉温泉バスターミナルに到着。曲線の壁と味のあるフォントが印象に残ります。1953年建設だそうです。ここから京都・大阪、金沢や輪島に直行する便もあります。
京都・大阪に直行する「北陸道グラン昼特急大阪号」の詳細はこちら
路線バスの詳細はこちら
和倉温泉を出発する観光バスの詳細はこちら
バスターミナルから、荷物を置きに旅館へ向かいます。本日泊まる「おくだや」さんです。素朴な感じの佇まいながら、創業100年以上の老舗です。時期にもよりますが、1泊4,000円台で源泉かけ流しの温泉が付くのはいいですね。
和倉温泉周辺のようす
少し時間があるので、温泉街を散策します。まずは海辺近くの「弁天崎源泉公園」。非常に手入れの行き届いた日本庭園風の作りです。
園内には神社や、地元で回船問屋を営んでいた七海屋兵ヱ門氏の頌徳碑(しょうとくひ)も。
公園のすぐ外は海。梅雨時とは思えない快晴です。海の向こうには能登島が見えます。
こちらは和倉温泉の総湯。こちらも手入れの行き届いた木造の建物です。
中には周辺の観光案内もあります。和倉温泉に着いたら一度は寄りたいですね。
あばれ祭りに行く前に食事も。「能登海鮮丼みとね」というお店で海鮮丼を頂きました。味もさることながら見た目も美味しそう。
そして、夕暮れの和倉温泉にそびえたつ高級旅館「加賀屋」。名実ともに日本最高峰の旅館として知られています。そのうち一度は泊まってみたいですね。
日が暮れてきたため、あばれ祭りへの観光バスが発着する和倉温泉観光会館へ向かいます。バスの発車は19:30、料金は一人1,000円です。注意したいのは、利用できるのは和倉温泉観光協会に加盟している旅館の宿泊客のみ、という点。予約は各旅館フロントに申し出ます。
19:00頃から受付が始まり、祭り会場へ。能登町宇出津地区への所要時間は1時間程度です。戻りは24:00位になりますので、旅館近くまで送迎してもらえます。
次回はいよいよ、炎とキリコの競演が美しい「あばれ祭り」のようすを、これでもか! というくらいの写真付きでご紹介します。