2019.06.06 能登半島、夏の風物詩。和倉温泉から行く炎と熱狂の「あばれ祭り」(3)
これまで2回にわたって、7月第1週の金曜・土曜に開催される能登町宇出津地区の「あばれ祭り」をご紹介しました。今回は和倉温泉を出発し、祭り会場へ。現地の盛り上がりを写真付きでご紹介します!
あばれ祭りの概要、アクセス手段などを載せた前々回の記事はこちら
炎とキリコの競演! 「あばれ祭り」会場のようす
和倉温泉から19:30発の観光バスに乗り、能登町宇出津地区へ。所要時間は1時間程度です。会場には松明が準備され、既に多くの人が集まっていました。場所は能登町役場の目の前で、駐車場のスペースが使われています。
祭りらしく、会場に向かう途中には屋台も出ています。
松明には、一本一本奉納者の名前が。この辺りは富士吉田の火祭りと似ています。
会場でしばらく待つと、最初のキリコが到着しました。点火用の炎が焚かれます。
松明に火が灯されました。いよいよ開始です!
鉦が鳴り響く中、参加者に担がれたキリコが松明のそばを横切ります。
炎とキリコの組み合わせが実に絵になります。光量に差があるので、きれいに撮るのはなかなか難しいですが。
特に松明については、上手く撮れるかどうかは運次第の部分もあるので、とにかくたくさん撮ります。
うわー、火がこっち来るぞー、退避退避! という声が聞こえてきそうな1枚です。
「あばれ祭り」という名前の通り、炎が炸裂しています。
炎を背景に、太鼓をたたく勇壮な男たち……カッコよすぎです。
松明も「俺のFは"Fire"のFだ!」と自己主張しています。
祭りも盛り上がってきて、松明の周りにキリコが集結してきたのですが、残念ながらこの辺で帰り時間に。22:20頃に引き上げたのですが、祭り自体はもう少し続きます。この辺はまあ、仕方ないですね。
祭り翌日の様子。昨日の盛り上がりがウソのような穏やかさです。
駐車場の松明もきれいに片付けられていました。皆さんお疲れ様です。
美しく整った宇出津の街並みに、昨日使われたであろうキリコが安置されています。街並みは本当にきれいです。
「あばれ祭り」は夜の松明の方が有名ですが、昼は昼でキリコを担いでいたりします。気になる方は、日中に立ち寄ってみるのも良さそうです。
今回は能登のキリコ祭りの最初を飾る、能登町宇出津の「あばれ祭り」をご紹介しました。2019年は7月5日(金)~6日(土)に開催されます。時間の都合で二日目の夜は見なかったのですが、そちらはそちらで神輿を川にぶん投げるという驚きの演出があります。和倉温泉の観光バスが出ているのは初日だけのため、もし興味がありましたら泊まる場所を何とか確保して、両日楽しんでみてはいかがでしょうか。
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