2021.02.24 1日350円で乗り放題!「台東・墨田東京下町周遊きっぷ」で行く下町散策(すみだリバーウォーク編)
下町で使える1日あたり350円のフリーパス「台東・墨田東京下町周遊きっぷ」。第2回は去年開通した浅草と押上を結ぶ「すみだリバーウォーク」を紹介します。江戸時代からの歴史がある本所吾妻橋と比べると、今一つパッとしない印象があった押上界隈。2012年に東京スカイツリーが開業した後は、昔ながらの街並みと新しい施設が交錯する、変化に富む街となりました。
そんな新旧の魅力あふれる押上と浅草を結ぶ新しい道「すみだリバーウォーク」を、実際に歩いてご紹介します!
浅草-押上間の町歩きが楽しくなる? 開業したての「すみだリバーウォーク」を歩いてみた
まずはスタート地点、吾妻橋へ。浅草-押上間は東武伊勢崎線のほか都営浅草線、スカイツリーシャトルなどがありますが、今回は徒歩で渡ってみましょう。写真から左に進んで、隅田川沿いの隅田公園を北上します。
隅田公園は桜の名所として知られ、特に春には多くの観光客で賑わいます。流石に今の時期は閑散としていますが。
少し歩くと、右手に鉄橋が見えてきます。浅草始発の東武伊勢崎線の線路で、すみだリバーウォークは線路の横に設けられた 遊歩道になります。
鉄橋を潜ったところに入り口があります。階段とスロープが用意されたバリアフリー設計です。
付近には水上バスのチケット売り場が。ここから日の出桟橋、お台場海浜公園、東京ビッグサイトなどに船でアクセスできます。今回の目的地は押上方面なのでまたの機会に。
すみだリバーウォークの入り口を正面から1枚。早速行ってみましょう。
おなじみの河川敷の看板の右手に、新たに設えられた歩道が。
すみだリバーウォークは2020年6月に開通した遊歩道で、浅草–押上間のガード下の再開発「東京ミズマチ」の一環として設置されました。浅草-押上間を一体化して街づくりをしようという東武鉄道の意気込みを感じます。
歩道からの隅田川の眺めはなかなかのもの。吾妻橋を横から見られるスポットでもあります。
歩道専用橋であることを生かして、「恋人の聖地」という売り方も。
押上側は階段がなく、ゆったりとしたスロープになっています。信号もないので、車椅子の方でも安心です。
押上側の入り口のようす。
橋を渡り切ると、押上側の隅田公園の目の前に出ます。広々とした空間が気持ちいいですね。
墨田区・江東区は歴史もさることながら、区画整理も行き渡っており、広い公園や道幅に余裕のある道路が多いような気がします。ほぼ都心な分、住環境さえ解決できれば子育てに向いているかもしれません。
ガード下には、同じく2020年に開業した「東京ミズマチ」のテナントが。
コロナの影響か、まだまだテナントには空きが目立ちますが、次のインバウンド需要の頃にはこの界隈も賑わうかもしれません。将来性に期待です。
押上側に進むと源森橋に出るのですが、ここだけは直進できず、左右の信号から迂回する必要があります。信号の位置とかはなかなか解決が難しいところですが。
しかし、この橋から撮る東京スカイツリーは5本の指に入るくらいの良スポットです。訪れた際は是非記念に一枚。
橋の上には、不思議なオブジェも。一応ベンチとして座れなくも・・・ない? 止めといた方が良さそうですね。
東京ミズマチの、東京スカイツリー側の出口を1枚。東京ソラマチまでもう少しです。
広い道路に出ました。目の前に見えるのが東武鉄道の東京スカイツリー駅、東京ソラマチ、そして東京スカイツリーです。浅草からここまでのんびり歩いても20分くらいなので、余裕のある方は是非散策してみてはいかがでしょうか。
今回は、浅草と押上の間を結ぶ「すみだリバーウォーク」をご紹介しました。本当は押上近辺も一度に掲載したかったのですが、長くなったので今日はここまで。次回は東京スカイツリーの町・押上の魅力をお送りします!