2021.01.11 おいしいホットペッパー生活(3)-50円から頼めるメニューがある。もう一つの食卓「大戸屋」-
Go To Eatのポイントを上手に使うために始まった当企画。3回目はみなさまお馴染みの和食チェーン店「大戸屋」を取り上げたいと思います。
「大戸屋」といえば、どこにでもある和食チェーンの代名詞ですが、ホットペッパーグルメに対応したのは、実はGo To Eatの開始後。要するにポイントを使って欲しいという意思がこもっているわけで、当ブログとしては取り上げない訳にはまいりません。
しかし、調査を進めているうちに、「100ポイントから頼めるメニューがある」「どんな金額でも50ポイントもらえる」「3500円で300円引になるポイントカードがある」といった、大戸屋ならではのお得な特典が多数発覚することに。ポイントを使えば使うほどお得という大戸屋の真の姿が浮かび上がってきました。
そこで今回は、100ポイントから使えるホットペッパーの特徴を活かして、値段別のオススメメニューをご紹介します!
※当記事は、「ホットペッパーグルメ」で予約可能かつポイントが使えるお店を紹介しています。予約サイトによって予約可能なお店は異なりますので、ご利用の際はご注意ください。
ホットペッパーグルメで大戸屋を予約するには
まず本編に入る前に、少しだけ予約について解説します。
ホットペッパーグルメ内での大戸屋はブランド単位でまとまっておらず、店ごとにバラバラに登録されています。よく行くお店はブックマークしておくと便利です(予約に対応していないお店もあります)
予約すると、14:59までは10ポイント、15:00以降は50ポイントが、Pontaポイントとして加算されます。ポイントはじゃらんなどのサービスで使える他、カードを登録すればローソンなどのお店で使うこともできます。
※期間限定ポイントなど、他のサービスで使えないポイントもあります。詳細はホットペッパーグルメのサイトをご確認ください。
また、予約については直前でも空いていればサイトから可能です。ポイントは100ポイント単位で使えますが、予約後のポイント変更はできないため、あらかじめ頼むメニューを決めておくのがオススメです。
予約すると写真のように「ご予約席」としてキープしてもらえます。お店によっては、なかなか素敵な内装の席をご用意いただけることも。
それでは、100ポイントから800ポイントまで、100ポイント単位でオススメのメニューを紹介していきましょう。
100ポイント:ドレッシング付きで50円!? 驚異のコスパを誇るしゃきしゃきキャベツ
まずは100ポイントから。事前にホットペッパーグルメで予約をしてから、お店にやってきました。大戸屋は以前は地下に出店することで有名でしたが、最近は地上の3Fや4Fにお店を出しているのも見かけます。写真の店舗は地下タイプですが。
お店の方に予約の旨を伝えてから注文。タッチパネルが導入されていて、細かい注文やデザートのタイミングなども選べるようになっています。
頼んだのはしゃきしゃきキャベツサラダ(税込50円)とミルクアイス(税込60円)。 計110円という驚異の価格です。10円オーバーさせているのはジェフグルメカードを使うためで、お釣りを計算に入れると実質80円〜90円で頼むことができます。さらに15:00以降ならホットペッパーポイントが50ポイントつくわけで、30円〜40円で2品頼めるという恐ろしい話に。
日本の外食は安い安いと言われますが、このコロナ禍で行き着くところまで行ってしまった感はあります。ちなみに大戸屋の創業時は全品50円だったそうで、しゃきしゃきキャベツサラダが50円なのはある意味伝統を踏襲していると言えなくもなかったりします。
※ジェフグルメカードは飲食店で使える500円の金券で、10円の会計に使用した場合、490円のお釣りが出ます。使用期限もなく、金券ショップで470円〜480円くらいで手に入るため、使えば使うほどお得、という訳です。
しゃきしゃきキャベツサラダには大戸屋特製ドレッシングがついています。味はまあまあですが、個人的にはもう少し塩分が少ないともっと良いですね。50円なので、文句のつけようがありませんが。
ミルクアイスは60円ながらちゃんとした「アイスクリーム」で、ちゃんとミルクの味がする本格派です。スーパーでアイスを買うより安いかもしれません。
計110円と非常に安価ながら、意外と満足度の高い2品。大戸屋でちょっと一休みしたい時とかに活用するとお得です。ただし予約の場合は1時間制のため、あまり内職はできません。長居する場合はコンセントも付いているガストやジョナサンの方が向いているでしょう。
しゃきしゃきキャベツサラダの詳細はこちら
ミルクアイスの詳細はこちら
200ポイント:大戸屋をカフェ代わりに? あっさり系の味がアイスに合う「黒みつ豆乳」
続いては200ポイント編。黒みつ豆乳(税込150円)と抹茶アイス(税込60円)のセットになります。合計210円。10円オーバーするので、忘れずにジェフグルメカードで決済しましょう。
黒みつは別皿でついてくるタイプで、自分で適量を入れます。豆乳にはほとんど味がなく、黒みつは底に溜まりやすいので、きちんとかき混ぜるのがオススメです。
抹茶アイスは、ミルクアイスと同じ値段です。期間限定で別のフレーバーがラインナップされることもありますが、基本はこの2種類。一緒に頼むメニューやその時の気分で、使い分けてみましょう。ちなみにカロリーは抹茶の方が低めです。
上記の2品以外にも、デザートはいくつかのラインナップがある大戸屋。定食屋のイメージが強いですが、カフェとして十分使えるラインナップだったりします。興味のある方はウェブサイトからメニューを探してみてはいかがでしょうか。
300ポイント:平日限定のお得なドリンクバー。200円で1杯持ち帰りも
※写真は水用のカップを使用していますが、ドリンクバー用の専用のグラスがあります。引き出しなどに入っていることもありますので、見つからない場合はお店の方にお問い合わせください。
最近のファミレスでは、概ね”標準装備”となっている「ドリンクバー」。もちろん大戸屋にもありますが、他店にはない特徴が2つあります。
1.平日の14:00〜17:30までは税込200円に。ドリンクバーのみの単品注文も可。
2.コーヒーかソフトドリンクを1杯持ち帰り可能。
※お店によっては、ドリンクバーがないところもあります。
そこで今回は、平日ドリンクバーにアイス2種をつけてみました。しめて税込320円。ラインナップも定番もソフトドリンクから野菜ジュースまで一通り揃っています。
コーヒーマシーンの上には、コーヒーに関するこだわりが。数年前にすかいらーくやマクドナルドがコーヒーの品質向上をキャンペーンしましたが、大戸屋も負けてはいません。
持ち帰り用のカップもちゃんと用意されているので、ありがたくいただいていきましょう。コーヒーが苦手な方は、ソフトドリンクの持ち帰りでもOKです。
平日の14:00〜17:30だと、取引先への打ち合わせの帰りで寄る方もいらっしゃるかもしれません。大戸屋のコーヒーで、会社に戻った後のひと仕事に活力を与えてみてはいかがでしょうか。
400ポイント:きみだまを目玉焼きに変更。410円で頼める非公式「大戸屋目玉焼き定食」
ここでご紹介するのは「大戸屋目玉焼き定食」。メニューを見返してもそんな名前のメニューはありませんが、大戸屋のサイドメニューには「きみだま」という醤油漬けの卵黄のメニューがあり、大戸屋ランチ定食ではきみだまを目玉焼きに変更することができます。それなら、単品でも頼めば変更してくれるのでは、というのが、今回の始まりです。
ダメもとでお店の人に聞いてみると……OKしてくれました! 早速2つオーダー。ひとつ税込50円です。
待つこと数分、大戸屋目玉焼き定食がやってきました(といっても単品の組み合わせですが)。ライスは税込190円で、大盛り・五穀米への変更は無料です。味噌汁は税込70円なので、目玉焼き2つとしゃきしゃきキャベツサラダをつけると、合計410円になります。
五穀米の上に目玉焼きを乗せて醤油。シンプルながら食欲をそそる組み合わせです。
また、410円という値段もこの定食をお勧めしたい理由です。他の定食は800円〜900円くらいが多いため、半額くらいで頼める組み合わせは使いどころが多そうです。
きみだまから目玉焼きへの変更はお店の方に直接伝える必要がありますが、安く昼食を上げたい時などに、活用してみてはいかがでしょうか。
※正式なメニューではないため、お店によっては断られる可能性もあります。その場合はおとなしくきみだまで代用しましょう。
もちもち五穀ご飯の詳細はこちら
きみだまの詳細はこちら
味噌汁の詳細はこちら
500ポイント:ご飯をキャベツに代えて低糖質に。500円でおかずも3品付けられる組み合わせ
予算も500ポイントを超え、まとまった食事が頼めるようになりました。ここではご飯をキャベツに変える小技をご紹介します。今回頼んだのは以下のメニューです。
しゃきしゃきキャベツサラダ(税込50円)
ミニさばの炭火焼き(税込150円)
ミニ鶏の竜田揚げ(税込150円)
ほうれん草のごま和え
味噌汁(税込70円)
-------------------------------------------
合計:税込520円
実は値段的に見てもご飯よりしゃきしゃきキャベツサラダの方が有利で、ご飯は普通・大盛りが税込190円なのに対し、キャベツは税込50円。ボリュームは写真の通り十分ありますので、安く抑えたい、糖質を控えたいという方はキャベツもお勧めです。量が物足りない方は2つ頼みましょう。
ミニさばの炭火焼きは小皿ながらそれなりの量で、大根おろしもついてきます。
150円のサイドメニューでも別々に出てくるあたりに、お店のこだわりを感じます。油強めの鯖に辛めのおろしがよく合いますね。
竜田揚げの方も、大戸屋特製のスパイスがついてきます。スパイスと言っても辛くはないので安心です。
スパイスの味は言葉で表現が難しいのですが、何というか、舶来のファーストフード店にありそうな感じの味になります。気になる方はかける前とかけた後で、違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
今回はほうれん草のごま和えをチョイスしましたが、ひじきの煮付けやポテトサラダも税込100円なので、気分に合わせて入れ替えてみましょう。小皿も含めて、自分でオリジナル定食が作れるのも大戸屋の楽しみです。
ミニさばの炭火焼きの詳細はこちら
ミニ鶏の竜田揚げの詳細はこちら
ほうれん草のごま和えの詳細はこちら
この辺で、大戸屋ポイントカードと楽天ポイントカードの紹介もしておきましょう。大戸屋ポイントカードは500円ごとに1ポイント加算されるカードで、7ポイントで300円分の食事券として使えます。楽天ポイントカードは100円ごとに1ポイントと割合は低いのですが、リンガーハットなど他のチェーン店と共通して使えるという利点があります。楽天の方はポイントアップキャンペーンもあるので、とりあえず貯めておいて損はありません。500ポイントを超えるなら、ぜひ利用したいですね。
600ポイント:究極のヘルシー! たっぷり野菜の麦みそ汁と手作り豆腐
この辺でもう1品、ヘルシーメニューを紹介しておきましょう。以下の組み合わせです。
しゃきしゃきキャベツサラダ2つ(税込100円)
たっぷり野菜の麦みそ汁(税込250円)
手作り豆腐(税込200円)
ミルクアイス(税込60円)
-------------------------------------------
合計:税込610円
今回もライスのない、低糖質メニューです。ミルクアイスがありますが、こちらは別腹ということで。
麦みそ汁は値段は高めですが、野菜がたっぷり入った贅沢な作り。
手作り豆腐の方は、鰹節と生姜が別皿で出てきます。
卓上の醤油で味を調整して、いただきます。シンプルながら豆腐もなかなかの出来栄え。デザート含めて4品あるため、それなりに腹持ちも良いです。ヘルシーなものを食べたい時はぜひ。
たっぷり野菜の麦みそ汁の詳細はこちら
手造り豆腐の詳細はこちら
700ポイント:ソースカツ丼にキャベツマシマシで野菜を多く
さて、ポイント別オススメメニューもそろそろ終盤です。ここからは、定食をご紹介します。まずは、大戸屋最安の定食、ソースチキンかつ丼。サラダ・みそ汁付きライス大盛りで税込660円とリーズナブルなお値段ですが、さらにしゃきしゃきキャベツサラダを追加します。写真の通り、テーブルがキャベツづくしに。
カツは、甘味と旨味のある八丁味噌を使用した贅沢な作り。キャベツとの相性も良好です。
800ポイント:こってり味のチキン南蛮定食。ご飯をキャベツに代えてカロリーをダイエット
大戸屋でも人気のメニュー、チキン南蛮定食(税込800円)。比較的安価なこともあってよく頼みますが、カロリーが高いという欠点があります(1127kcal)。そこで今回は、ご飯と味噌汁をキャベツ2個と小鉢に代えてみました。お値段も税込810円とさほど変わらず、チキン南蛮のこってり感をキャベツがうまく中和してくれます。
卵をたっぷり使ったタルタル風ソースは、何度も頼みたくなる魅力があります。
1枚だけでも結構なボリュームがあるのですが、標準サイズは何と2枚! さらに+300円で3枚にすることもできます。カロリーもその分増えますが。
ご飯と一緒に食べるとクドさが目立つのですが、キャベツとセットだとうまく中和され、ちょうどいい感じになります。大戸屋特製ドレッシングの代わりに、チキンを乗せて食べるのも一つの手です。
900ポイント〜:工夫を凝らした定食を頼んでみるのがオススメ
ここまで100ポイントから800ポイントまで、オススメのメニューをご紹介しました。しかし、当記事は定食についてあまり触れていません。実は、大戸屋の定食は800〜1000円くらいの価格帯が多く、900円くらいから単品では頼めないメニューが登場します。よって、900ポイント以上なら、普通に定食を頼む方がオススメです。期間限定メニューも多く、様々な工夫を凝らした味が楽しめます。
大戸屋の予算別メニュー紹介、いかがだったでしょうか。最近買収の話などあまり景気の良くない話題が続きますが、50円や100円でもまともなメニューが頼めるというのは、他のお店にはない魅力だと思います。
Go To Eatのポイントが余っている方も、手ごろなランチを探している方も、これを機会に大戸屋を利用してみると、新たな発見があるかもしれません。大戸屋は単品のメニューを組み合わせて自分だけの食卓を作れるので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。