2019.07.09 長岡花火は日帰りできる? 「青春18きっぷ」と「お先にトクだ値」を使った東京発の激安弾丸旅行(2)
前回は、長岡まつりの花火大会について、東京から日帰りするための概要をご紹介しました。今回は、当日の様子を、写真付きでご紹介します。花火の動画もありますので、これから長岡花火に向かうことを検討している方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。
当日の長岡駅までの移動手段
前回の説明の通り、長岡駅は、上野から新幹線で90分程度、在来線で5時間程度の場所にあります。今回は行きは在来線、帰りは新幹線を使用しました。時間に余裕があれば、越後湯沢駅や「日本一のモグラ駅」土合駅に寄り道することもできます。
また、新幹線は大宮で下車してもさほど時間が変わらないため、長岡ー大宮を新幹線移動にしました。料金は、18きっぷ一日分の2,370円と長岡ー大宮間の5,800円(お先にトクだ値使用)で、合計8,170円になります。
長岡駅前から花火会場へ
上野から在来線を乗り継ぎ、長岡駅に到着しました。途中寄り道したため、この時点で時刻は午後4時ごろです。
駅には「長岡大花火」の垂れ幕が。
駅前通りも祭り一色です。
そして、2012年にオープンした市役所兼交流施設の「アオーレ長岡」。隈研吾先生設計の越後杉を使った内装が目に飛び込んできます。市街地活性化にかける気合が伺えますね。
施設付近には屋台も出ていました。今回は寄りたいお店があったので見るだけで。花火まで少し時間があるので寄り道します。
お邪魔したのは長岡駅から3分ほどの場所にある「らーめん ポアル」。ラーメン激戦区の新潟県の中でも根強い人気を誇るお店です。今日はマーボー麺にしました。
食べ終わると丁度いい時間になったので駅から花火会場である信濃川河川敷に向かいます。途中のウオロクにはすでに大勢の方が。元は魚屋だったんだな、ということが一目でわかる名前がステキです。
河川敷への民族大移動が始まります。人は多いですが、東京と比べると結構余裕があります。
河川敷東側(駅に近い方)のようす。写真に写っているのはベンチ席という有料の席です。東側の場合、無料席は大手大橋の北側、長生橋の南側にあります。終了後素早く駅に戻りたい人は東側で見るのも手です。
長岡花火の席の詳細はこちら
カラーコーンが置いてあったりスタッフが誘導したりと、整理が行き届いていますね。なによりスペースに余裕があるのが素晴らしい。
今回は西側で見るつもりだったので、夕日に向かって大手大橋を渡ります。18:50に通行止めになるので移動はお早めに。
西側のようす。東側と比べると南北にバランスよく無料席があります。無料なら西の方がいい場所を確保できるかもしれません。パッと見た感じ人は多そうですが、スペースには余裕があるため花火に近い席(※後述の理由によりあまり人気のない席だったりします)を確保できました。まもなく開始時間です。
カメラマン泣かせ? 画面に収まらないスケールが魅力の長岡花火
さて、ここからは長岡花火を写真と動画でご紹介します。まずは写真から。
周りに高い建物がないため、どの花火もきれいに撮れます。単発の花火を撮るならうってつけの場所と言えそうです。
一方、動画を撮るうえでは「スケールが大きすぎて、画面に収まらない」という泣き所があります。至近距離で見るゆえの悩みですね。これからご紹介する動画も、全景が映っていないものが多いですが、この辺はぜひ現地でご体験いただきたいと思います。
横画面版。河川敷が広いため、幅の広い演出ができるのが魅力です。
縦画面版。今回はスマホ向けに作ってみました。全画面で見るとなかなか様になります。
復興祈願花火「フェニックス」。諸般の都合により音声は入れていませんが、平原綾香さんの「Jupiter」がBGMとして流れます。至近距離だと全景が映らないくらい壮大ですので、ぜひ現地で。
フェニックスと並ぶ長岡花火の人気プログラム「天地人花火」。こちらも音声を入れていませんが、大河ドラマ「天地人」のオープニングテーマが流れます。時間差で色が変わる花火など、技巧面も優秀です。
天地人花火を見終わったところで、気づけば21時に。西側で見ていたため、少し早めに移動を開始します。大手大橋は22:00まで通行止めのため、南にある長生橋を通ります。
21:20ごろに橋の上でフィナーレを迎えました。長岡花火専用のアプリ「なないろライト」の光が見えます。終わり際に贈る、花火師さんへの感謝のメッセージだそうです。
「なないろライト」の詳細はこちら
長岡駅に到着したのは21:42。大勢の方が並んでいましたが、交通整理が行き届いていることもあり、無事に21:58発の新幹線に間に合いました。「お先にトクだ値」で事前に切符を取っておいたのが効いてますね。お疲れ様でした~。
東京から日帰りの長岡花火、いかがだったでしょうか。西側で見たため、最後のフィナーレは橋の上となりましたが、東側なら最後まで見ても間に合うと思います。結論としては、日帰りは座る場所次第といえそうです。
往復8,170円で、広い場所でじっくり見られる、長岡花火。東京の混雑にうんざり! という方には、ぜひおすすめしたいお祭りです。