2019.01.10 購入は1月まで! 「東京・ミュージアム ぐるっとパス」で行く年度末までに見たい美術館・博物館(2)
前回は1都3県で使えるお得な冊子「ぐるっとパス」の概要と、各社一日券とのセット販売などをご紹介しました。今回はいよいよ、2019年3月までに見られるおススメの美術館・博物館について、5つほどご紹介します!
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三井記念美術館「国宝 雪松図と動物アート」(2018年12月13日~2019年1月31日)
東京・日本橋の一等地に位置する三井記念美術館は、数多くの国宝・重要文化財を所有していることでも知られています。今回の展示では、2017年の京都国宝展でも展示された国宝「雪松図屏風」が展示される他、茶道具・絵画などに描かれたユニークな動物を見ることができます。京都の国宝展は行列で大変だったので、雪松図を近くでゆっくり見られるのはいいですね。国宝が見られる展示ですが、ぐるっとパスには入場券が入っています。日本画好きなら絶対に外せない展示会と言えそうです。
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東京都写真美術館「建築 × 写真 ここのみに在る光」(2018年11月10日~2019年1月27日)
日本有数の写真のコレクションを持つ写真専門の美術館「東京都写真美術館」。今回の展示では最初期のダゲレオタイプの写真から最新の写真家の作品まで、和洋問わず「建築」をテーマにした作品が展示されます。構図とセンスを学ぶには、まさにうってつけの展示といえそうです。また、ぐるっとパス対象外の展示でも、様々な特別展があります。写真好きな方にとっては、定期的にチェックしておきたい美術館の一つです。
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町田市立国際版画美術館「パリに生きた銅版画家 長谷川潔展 ―はるかなる精神の高みへ―」(2019年3月9日~2019年4月7日)
1910年代にパリに渡ってから生涯日本に帰国せず、制作に没頭した銅版画の巨匠・長谷川潔をテーマにした展覧会が開催されます。今回の展示は、わずか1ヵ月。レジオン・ドヌールを取った巨匠の作品を見逃さないためにも、できるだけスケジュールを空けて向かいたいですね。町田市立国際版画美術館は、町田駅から少し離れた芹ヶ谷公園の中にあります。道に迷わないよう、ご注意ください。
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そごう美術館「高野山金剛峯寺 襖絵完成記念 千住 博展 ―日本の美を極め、世界の美を拓く―」(2019年3月2日~2019年4月14日)
去年7月にチームラボとのコラボレーションで話題になった日本画家・千住博の個展が横浜・そごう美術館で開催されます。襖絵などの伝統的な日本画の仕事を手掛ける一方で、香川県・直島の「家プロジェクト」に参加するなど、現代デザインに積極的なアプローチを試みている画家としても知られています。今回は初期の作品から、タイトルにもある襖絵までの作品約30点を一度に見ることができます。美術館は横浜駅直結、そごう横浜店の6階にあります。JRの他、東急東横線や京浜急行、相鉄など私鉄が多く、アクセスの手段が豊富なのも魅力です。
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埼玉県立近代美術館「インポッシブル・アーキテクチャー もうひとつの建築史」(2019年2月2日~2019年3月24日)
京浜東北線北浦和駅の近くにある埼玉県立近代美術館で、「建設に至らなかった建築」をテーマとした特別展が開催されます。設計図は素晴らしくても、何らかの理由で建設できなかった建物たち。しかし、そこには設計者の夢と希望が詰まっています。世界の建築史で第一線を担ったビッグネームの他、東京五輪で話題になった「アンビルドの女王」ザハ・ハディド氏の作品も紹介されます。建築好きな人もそうでない人にも、おススメの展示です。
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今回は、2019年3月までに見られる展示のうち、5つをご紹介しました。ぐるっとパスを使えば全て入場可能です。販売は1月31日(木)まで。買い忘れのないようにご注意ください。
次回は東急のフリー切符「トライアングルチケット」とぐるっとパスを使用した、日帰り美術館めぐりの様子をレポートします!